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タニオ・コバ M4モデルガン用 サプレッサー(の中身)を作ってみた

記事作成日:2024年6月27日

タニオ・コバ M4モデルガン用のサプレッサーを作ってみました。
光造形の3Dプリントで出力、PTS Griffin Armament M4SD K QDサプレッサー用に作っています。

とりあえずマズルから吹き出る煙を抑えつつ、破裂音を抑える構造に出来たらなと思い、仕切りの設計は実銃のサプレッサーっぽい感じにはしています。
ただ、強度の問題があるのでかなり肉厚にしています。

2分割にしている理由は使い終わった後水洗いしやすいようにする為です。

使う時はマスキングテープなどで固定した上でサプレッサーの中に入れます。
PTS Griffin Armament M4SD Kの内径に合わせて作っているのでドンピシャなサイズです。

蓋を閉めるとこんな感じ。
穴のサイズは小さいほうが漏れる音が少ないだろうと思ったので、かなり小さくしていますが穴を小さくしすぎると今度は煙の逆流が激しくなるので、何度か試作してちょうど良いサイズにしています。

撃った時の様子はこんな感じ。
前半がサプレッサー無し、後半がサプレッサー有りです。

元々タニオ・コバ M4モデルガンは発射音がそこまで大きくはないので、劇的に変化があるという訳では無いですが、部屋の中で撃つ分にはソコソコ効果を感じます。

感覚的にはサプレッサー無しがCO2ガスブローバックハンドガンより少し煩い程度の音、サプレッサー有りがフロンガスを使用しているガスブローバックハンドガンサプレッサーを装着して破裂音を抑えた時みたいな感じです。

サプレッサーを装着した状態だと発射音よりもカートリッジが地面に落ちる音の方が大きいので、カートキャッチャーと併用すると気兼ねなく部屋撃ちが出来ます。

尚、撃ち終わった後サプレッサーから煙が出てくるのが個人的にはいい感じでした。

「もしかして」こんなにたくさんの仕切りは要らないのでは?と思い、仕切りを減らしつつサプレッサーから出る煙の量を増やしたバージョンも作ってみました。

これでサプレッサーの中に溜まった煙が撃った後流れ出るようになるかなぁ…と。

ただ、これに関しては静音効果が低下した上に別に煙が多く出るという訳でも無く、イマイチな感じでした。
結果的に最初に作ったやつの方が良かったですね。

サプレッサー自体の大きさとかによっては煙を貯めておくスペースとかを有効活用出来るかも知れませんが、今回使っているPTS Griffin Armament M4SD Kではイマイチでした。

ちなみに、友人が持っているKACタイプサプレッサー用にも同様の物を作りました。

サプレッサー本体の長さ故か、実はこっちの方が音がよく消えており、ボルトをカチャカチャさせて遊んでいる時とほとんど音量が変わりません。

という訳で、部屋撃ちが捗るモデルガン用サプレッサーでした。
ちなみにハンドガン用も作ってみたのですが、エジェクションポートから漏れる音が大きすぎて殆ど効果を発揮出来ませんでした。

サプレッサーを活かすならスライドの後退速度を遅くするなど工夫が必要かも知れないです…。