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ホテルワイナリーヒル 貸し切りファスガンイベントに参加してきました

記事作成日:2024年9月24日

2024年9月21日〜22日にかけて開催された、ホテルファスガンイベントに参加してきました。
今回の会場は静岡県伊豆市にあるホテルワイナリーヒル

普段は普通にホテルとして営業している施設で、プール、テニスコート、サッカーコート、野球場などの屋外施設の外、日帰り温泉とかもある施設になります。
また、ワインも推しているようで、各部屋に無料ワインが置かれていたり夕食時も無料ワインが提供されています。(ワインの物販もあります)

こちらの施設を朝7時〜翌日朝7時までの24時間貸し切り、開催されたのが今回のホテルファスガンイベントです。

という訳で、当日ゲームの様子を紹介していきます。

Discordの活用

まず、参加者は全員イベントのDiscordチャンネルに入り事前に会場の情報、使用可能なエリア(マップ)、スケジュール、レギュレーションなどを確認し、質問があれば各自運営に確認します。

尚、Discordを使ってアナウンスをするのは規模の大きいファスガンイベントでは以前から行われている事で、事前連絡以外にもゲーム開始・終了のアナウンス、ゲーム中に追加されるミッションの情報、チーム内のボイスチャットなどにも使われる事があるのですが、今回は基本的に事前連絡の為に使われていた感じでした。

デバイスのセットアップとゼロイン調整

受付終了後にファスガンデバイスを各々セットアップしていきます。
基本的には自分でデバイスを取っていって、取り付けを行いますが不明な事があれば知っている人もしくはスタッフに聞く感じです。(取り付け方法などは事前に共有されています)

この日、自分はSilverback MDR-Xを持っていきました。
先日V3 ECUに換装してからは初の実戦投入です。

デバイスの取り付けが終わったらゼロイン調整です。
今回、ゼロイン用ターゲットは3つ設置されており、待機所(セーフティエリア)の窓から打ち下ろす形で撃ちます。
尚、ターゲットまでの距離は約50mです。

部屋について

部屋番号は事前にDiscord上で共有されており、ファスガンの受付と同時にチェックインされた状態になっています。

ファスガンの準備をしていたら部屋が用意出来たとのアナウンスがあり、荷物などを部屋に置く人は各人の部屋に持っていく流れになりましたが、自分はそんなに荷物が多かった訳でも無かったのでセーフティエリアにおいたままにしていました。

尚、部屋の中もフィールドのエリアに含まれるのですが、流石に休んでる(寝てる)最中に入られたりノックされたりすると困るという人用に、こういうマグネットステッカーが用意されていました。

これを部屋の扉に張る事で、「この部屋はフィールドとして使える」という状態を示す事が出来るという感じですね。

実際は「寝ています」ステッカーが貼られていても廊下が騒がしいのは変わらないので、深夜帯には宿泊フロアはゲーム中使用禁止となりましたが…。

施設とフィールドについて

ホテル全面貸し切りというだけあって、ルール上のエリア縛り(ホテル館内のみとか)が無い限り、基本的にホテルの敷地内全てが使用可能でした。
立入禁止となっている部屋もありましたが、屋上とか屋根の上とかボイラー室の裏側とか本来なら入ったり通れない所もある程度は入れるようになっていました。

本来、土足で入る事が出来ないエリアにはビニールシートが貼られ、土足で歩く事が出来るようになっていました。
逆にビニールシートが貼られていない土足禁止エリアは立ち入り禁止です。

また、普通の宿泊では入れない(入らない)であろう屋上や茂み、施設の裏側とかもフィールドとして使えるので、結構自由度は高い感じでした。

ゲームルール説明

ゲームルール説明は待機所(セーフティエリア)にて行われます。
次行われるゲームルールと開始位置のアナウンスが行われる外、ゲーム内容によってはここでチーム編成を調整したりデバイスの設定を行ったり、リセットを掛けたりします。

その後、各々チームのスタート地点に移動し、運営のアナウンスでゲームがスタートします。
今回は基本的に1ゲーム20分程度のショートゲームを回していました。

ちなみに「ウォークラリーイベント」として開催されているタイプのファスガンゲームは1ゲーム4時間とかになる事もありますが、今回のホテルファスガンイベントは普通のサバイバルゲームと同じような感じのスタイルでした。

昼戦(午前中〜午後)の様子について

という訳で、ゲーム中の様子を紹介していきます。
まず、ホテル全面を使ったゲームという事もあり館内VS館外という構図が結構多かった印象でした。

階段の窓越しに外に居る敵と交戦している様子
駐車場脇の茂みからホテル屋根上の敵と交戦している様子
2階のベランダ部から外と交戦している様子
5階のベランダ部から外と交戦している様子

また、館内の階層ごとで戦闘が行われていたり、正直敵味方の位置把握が困難な状態でした。
恐らくちゃんと分隊ごとで行動し、連絡を密にしないといけない状態でしたが、そんな事をやっていたグループは殆ど居なかったように思えます。(自分もよく同士討ちしてましたし)

いわゆる「ゲーム用に作られたフィールド」では無いので、隠れられるポイントは限られていますし、基本的に開けた場所が多いので、いかにして良いポジションを取るかが重要になってきます。

隙間を見つけたらそれを活用するのが良いですね。
むしろ、「このポジション良いな」という所を見つけれたら楽しいです。

また、エレベーターを使った移動も面白かったです。
施設内には1つエレベーターがあり、これを使って移動を行えるのですがとにかくこれが無茶苦茶で、基本的にエレベーターの中と外が敵同士だとエレベーターのドアが開いた瞬間に打ち合いが始まり、どちらか片方が全滅します。

基本的にエレベーターの中も外も、ドアが開く時は銃口を外側に向けておく感じです。

ちなみに、エレベーターの中には鏡があり、その鏡に反射した赤外線がセンサーに検知されると多弾ヒット判定になりやすいのでエレベーター内の方が不利です。

エレベーターが開いた瞬間にライトで照らされるのも珍しい事では無いです。

ホテルの部屋に突入する際も同じような感じの緊張感があります。
「待ち伏せしています、強襲して下さい」のステッカーが貼られているからと言って、絶対に敵が居る訳でも無いですし、どこに潜んでるか分からないですからね。
ちゃんと部屋の奥まで入ったり、ユニットバス内も確認するなどしてクリアリングをしっかりやっておく必要があります。

また、このような閉所戦闘だけではなく、サッカーコートや野球場などをスタート地点としたゲームはとにかく戦闘が行える場所まで移動するのにダッシュさせられる感じでした。

奥の方からのスタートだと、基本的に客席側まで走らないと隠れる場所が無いのが辛い…。
ちなみに、サッカーコート側スタートだと野球場のスコアボード裏が一応隠れられるポイントでした。

ちなみに、プールサイド側がスタート地点になると色んな所に移動出来るので、スタート直後からかなり分散する印象がありました。

昼食と夕食+夜戦までの時間について

昼食はホテル側からの提供が無いので、各々持ってくるか弁当を注文する事が出来ました。
また、自分のグループは地元のお寿司屋さん(いろは寿し)に寿司の出前を頼みました。

夕食はビュッフェ方式のディナー。
ホテルのディナーだけあって様々な料理が置かれており、満足が非常に高い夕食でした。
写真に写っている意外の料理も沢山ありました。

ちなみに、ディナーではドリンクバーの外にワインを飲む事も出来ましたが、ファスガンのレギュレーション上飲酒するとゲームには参加する事が出来ないので、夕食後に行われる夜戦に出る予定の無い人だけがワインを飲む事が出来ます。

もし次参加する機会があれば、夜戦は撮影に徹してワイン飲みながら夕飯食べるのもアリだな…と思いました。

夕食後、少し時間を置いて夜戦が行われるのですが、1時間ちょい空き時間があったので自分は銭湯に入りつつ休んでました。
ちなみに、当たり前ですが銭湯内はゲーム中立入禁止エリアです。

夜戦について

この時間は完全に日没していますが、基本的にはホテルの照明や街灯があるので普通に肉眼で問題の無い感じでした。

とは言え暗い所は暗いので、ナイトビジョンを使った方が動きやすいという場所もあります。
特に茂みの中とかプール側、ホテルの裏手とかは結構暗かったです。
とは言え、ところどころに照明があるので、ナイトビジョンを使う場合は場所によって跳ね上げる事を前提に使うのが良いでしょうね。

ホテルの建物側であればナイトビジョン無しでも問題なく動けますし索敵も出来ます。
GoPro Hero 10の映像でもソコソコちゃんと見えるので、それくらいの明るさがあります。

正面玄関脇
プールサイド

ホテル内は普通に照明がついているので明るいです。
暗くなったのは受付の営業終了時間のタイミングで正面玄関が消灯したくらいでしょうか。

面白かったのはホテルから外に出る時ですね。
ここはライトを有効活用出来る感じでしたし、明るい所をバックに階段上で待ち伏せするとかも良かったです。

ホテル3階からプールサイド側に出る事が出来る通路
螺旋階段の上(明るい)から下(暗い)に居る敵を撃った時の様子

また、サーマルイメージャーを有効活用する事が出来たのも良かったです。
肉眼だと暗くて見通しが悪いけどナイトビジョンだと明る過ぎて見づらい、かといってライトを使いたくないという場所を索敵するのにはサーマルイメージャーはかなり有効でした。

プールサイドの奥にある茂みをサーマルイメージャーを使って索敵している様子

そして、ちょうど日付が変わる前くらいに大人数の最終ゲームとして色変え戦が行われました。
このゲームは定番のゲームですね。

赤色、黄色、水色、青色に分かれてスタート、敵を撃つと味方になって復活するので最終的に1色に統一させるのが目的のゲームです。

これでホテルファスガンイベントは終了でした。
実際はその後、少人数の参加者+運営で午前3時までゲームをやっていたらしいですが…。

宿泊について

自分と友人たちは色変え戦の後、自室に戻ってシャワーを浴びて休みました。
今回、自分たちに割り当てられたのは和室有りの広々としたツインルームです。

ちなみに和室側のタンスには敷布団も用意、座敷に敷く事が出来るようになっていました。

『宿泊者限定ワイン』という事で無料ワインも用意されていたので、ゲーム終了後にしっかりいただきました。
ちなみに夕飯前時にワインを冷蔵庫に入れて冷やしておいたので、丁度よい温度になっていました。

クセが少なく飲みやすいワインで、同室の友人と1本空けました。

また、ホテルにはコインを投入して使える洗濯機と乾燥機も設置されているので現場で洗濯を済ませてしまう事も出来ます。
ちなみに、大浴場だけではなく貸し切り風呂とかも使えたみたいです。

朝食〜閉会について

しっかり4時間ほど睡眠を取った事もありだいぶ疲れも取れました。
思っていたほどの筋肉痛にもなってなかったので一安心…。

朝食も夕食と同じビュッフェ形式で、ホテルらしい「やたらと小さい魚の切り身」とか「ちょっとしんなりしてるベーコン」、「種類豊富なパン」のような定番の物、和食・洋食の両方があって良かったです。

普段朝食を食べない自分も結構ガッツリ食べました(変わりに昼食は不要になりました)。

最後に全体で集まり(来てない人もちらほら居ましたが…)、主催から挨拶がありファスガンイベントは終了しました。


という訳で、ホテルワイナリーヒル 全面貸し切りファスガンイベントのレポートは以上になります。

虹の郷しかり廃校しかり、こういう所で遊べるのはファスガンの良い所ですね。

色々動画も撮っているので、編集でき次第YouTubeにもアップしようと思っています。