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新デザイン・強化樹脂採用の新作電動ガン、東京マルイ SG553 PLUSを買いました

記事作成日:2025年2月22日

東京マルイ PLUSシステム搭載電動ガンの第4弾として登場したSG553プラスを購入しました。
本製品はスタンダード電動ガンのSG552をベースに色々と外装のアップデートを加え、材質も最近の同社製ハンドガンで採用されている非常に強度の高い樹脂を採用しているのが特徴です。

また、PLUSシステム搭載機という事もあり、MS・LiPoバッテリーと組み合わせた際の高いレスポンスと安全性対策が施されている製品になります。

今回は予備マガジン2本(1つはSG553+と同時発売の新型マガジン、もう1つは旧型マガジン)と一緒に購入しています。

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パッケージはPLUSシステム搭載機おなじみの電子基板を模した装飾が施されている黒色のパッケージ、内装も黒色の布が敷かれています。

付属品について

内容物はこんな感じでSG553+本体とマガジン、説明書類、マズルキャップ、MS・LiPo用のスペーサー、L字レンチ、BB弾です。
説明書類が入っているジッパー袋にはハンドガード内側に貼り付ける、バッテリーカバープレートが入っています。

説明書とパーツリストは別紙になっており、説明書には基本的な操作方法とトラブルシューティングが、パーツリストには部品の注文方法が記載されています。
尚、『専用パーツは初回生産の都合上、4ヶ月くらいの間修理対応のみの受注に限らせていただきます。』との記載がある為、しばらくはパーツ単体の注文が出来ないようになっているようです。

パーツリストを見る限り、基本的に全てのパーツが新しくなっているようです。(色が変わっているだけの物もあると思いますが)

マガジンについて

本製品に付属するマガジンはSG553+と同時に発売された新型マガジンで、同社のM4A1Rから採用されている『最後まで給弾出来るマガジン』が採用されています。
こちらのマガジンのフォロアーにはスプリングとBB弾サイズの丸いパーツが付いており、装弾数40発と従来のマガジンより3発少なくなっています。
尚、このスプリングは結構柔らかいです。

尚、旧型マガジンと新型マガジンはひと目で分かるようなパッケージになっています。
パーツ番号は旧型マガジンはNo.110、新型マガジンはNo.257となっており、新型マガジンには『SGシリーズ共通40連マガジン 電動ガンスタンダードタイプ対応』、『BB弾を最後まで撃ち切れるフォロアーを搭載』というシールが貼られています。

尚、値段も上がっておりエチゴヤでの販売価格は旧型マガジンが2270円、新型マガジンが3027円となっています。

旧型マガジンと新型マガジンを比較するとこんな感じ。
写真左が旧型マガジン、右が新型マガジンで、外観の形状・ディテールの違いはほぼありませんが、旧型でSIGとなっている文字がSGになっています

前後はこんな感じで、こちらも同じ。

尚、新型マガジンと旧型マガジンを連結させる事も可能です。

旧型マガジンと新型マガジンの違いはフォロアーの色とロックパーツの色です。
黒色が旧型、青色が新型です。

SG553+の外観レビュー

という訳で、SG553+を見ていきます。
スタンダード電動ガンのSG550/SG551/SG552とは異なり、全体的にマットな黒色に塗装されています。
また、ハンドガードからレシーバーまで全て樹脂で出来ていますが、強化樹脂を採用している事もあって握り込んだ時のギシギシした感触は無く、剛性の心配は無さそうです。

フル樹脂という事もあって、かなり軽いです。
この図体で2.1キロしか無いので、片手で扱う事も出来る重さです。

持った瞬間に「軽いなぁ」という感想を抱き、サバゲーするならこれで良いんじゃないかとも思いました。
まあ、どうせ光学サイトとか載せてどんどん重くなっていくんでしょうけど…。

という訳で、細部を見ていきます。

フロント側はこんな感じで、3ラグタイプの少し長いフラッシュハイダーが付いており、発射ガスの流量調整ノブの所が銀色になっています。

フラッシュハイダーは14mm逆ネジでアウターバレルに固定されており、Oリングのテンション保持で固定されています。
別途イモネジなどは付いていません。

尚、インナーバレルの先端はマズルから少し奥まった所にあります。
本製品のインナーバレル長は247mmです。

ガスブロックの左側にはスリングスイベルが、底部には着剣ラグの名残が付いており、ハンドガード底部の固定に使われています。

ハンドガードはこんな感じで、タクティカルモデルのSIG SG553に付いている物を模した強化樹脂製ハンドガードが付いています。
GHKのSIG SG553にもこれと似たようなデザインのハンドガードのモデルが存在しますね。

上下はそれぞれこんな感じで、底部には6スロットのピカティニーレールが付いており、その後ろには穴が開いています。
この穴からPLUSシステムのインジケーターLEDを確認する事が出来ます。

ハンドガード上面
ハンドガード底面

レシーバーはこんな感じ。
樹脂製ですが安っぽさは感じ無い、マットな黒色の塗装が施されています。
白堀り刻印(実際のレーザー刻印ではなく、塗装か転写)は左側に『SIG SG553 Commando Gw Pat. 90 5.56mm / Cal.223 Rem. Made in Switzerland』、右側に『RESTRICED FOR LAW ENFORCEMENT / GOVERMENT USE AND / OR EXPORT ONLY』と入っています。

ちなみに、レシーバーの溶接跡やピンなどは整形で再現されている箇所があります。
近くで見ても結構リアルに出来ています。

ピン跡はこんな感じ。

ちなみに、ボルトリリースボタンはダミーですが別パーツになっており、色もレシーバーとは異なる色でグレーになっています。

マグウェルとマガジンキャッチはこんな感じ。
マガジンキャッチはダイカスト製で出来ています。

尚、強化樹脂を採用しているおかげか、マグウェルのきしみがほぼありません。

マガジンを挿すとこんな感じ。
ガタツキも無くガッチリ固定する事が出来ています。

連結したマガジンを挿すとこんな感じ。

ちなみに、これは仕方がない事なんですが撃ち切ったマガジンを使っているとこんな感じで飛び出したフォロワーがむき出しになるので、正直ダサいです。
最後まで給弾出来る仕様なのは有り難いんですが、この見た目はちょっと残念ですね…。

エジェクションポート、チャージングハンドルはこんな感じ。
ボルト部は少しラメが入ったような塗装が施されています。

チャージングハンドルは従来のSG550〜552と同様にフルストロークではありません。
エジェクションポート後部のゴムパーツはレシーバーと一体成型になっています。

尚、チャージングハンドルを引く事でドラム式のHOP調節ダイヤルにアクセスする事が出来ます。
ダイヤルは無段階調節が出来ます。

セレクターレバーはアンビタイプで、右と左で少しデザインや刻印の位置が異なっています。

左側のセレクターレバーはこんな感じ。
Sがセーフ、1がセミオート、20がフルオートです。

セーフ
セミオート
フルオート

右側のセレクターレバーはこんな感じ。

セーフ
セミオート
フルオート

右側のセレクターレバー後ろにASGK、MADE IN JAPAN、TOKYO MARUI. CO. LTD.と刻印が入っています。

トリガー回りはこんな感じで、真っ直ぐに伸びたトリガーが付いています。
また、マガジンキャッチ基部とグリップ基部の間にトリガーガードが付いているのが本製品の特徴です。

本製品のトリガーガードは稼働式で、厚手のグローブを装着した際でもトリガーが引けるようになっています。
最近はあまり見かけませんが、この時代の製品ではよく見かける仕様でもありますね。

グリップはこんな感じで横方向のセレーションが入っており、前後に少し長いグリップです。
手が小さいと握りづらいサイズ感のグリップなので、注意が必要です。
また、フルサイズの電動ガン用モーター(EG1000)が入っている事もあり、左右の厚みもそれなりにあります。

グリップ底部はこんな感じで、ピニオンギアの上下位置調整用のイモネジが付いています。

レシーバー上部にもピカティニーレールが付いています。
また、レシーバー後部の左右にはスリングスイベルが付いており、ストック基部上部には『SG』と入っています。

フロントサイトとリアサイトは共にフリップアップ式です。
フロントサイトの調整は出来ませんが、リアサイトは上下に調整が可能なようになっています。

リアサイトは小さなピープホールが開いているだけのシンプルな作りですが、構えた際の目の位置がいい感じで意外と狙いやすいアイアンサイトに感じました。

本製品のストックは折りたたみストックになっており、基部はダイカストで出来ています。
ロックレバーは左側にあり、ヒンジは右側にあります。

ストックの全体像はこんな感じ。
ストック中央の三角穴の下側にスリングスイベルが付いています。

バットプレートはこんな感じで、ラバーで出来ています。
程よい柔らかさとグリップ力があり、構えた際の安定感が良い感じです。

折りたたんだストックを固定する為のパーツはハンドガード基部の右側とストックに付いています。

ストックを折りたたむとこんな感じ。
折りたたんだストックのロックはかなりガッチリしており、畳む時もハンドガードにストックを叩きつけるような感じで畳む必要がありました。

バッテリーの挿入について

バッテリーを入れるにはハンドガードを外す必要があります。
まず、レシーバー前側のピンを抜き、ハンドガード底部を後ろ側にスライドさせます。
そうすると上下のハンドガードを外す事が出来ます。(バッテリー交換で必要になるのは上側のハンドガードだけです)

1.ピンを抜く
2.ハンドガードをスライドさせる
3.ハンドガードの上下を分離させる

PLUSシステムは銃身底部に付いており、カバーが装着されています。
カバーに開いている穴はLEDインジケーターの光を通すための物ですね。

バッテリー収納部はこんな感じで、MR30コネクタにミニコネクタへの変換コネクタが装着された状態になっています。

同社製のニッケル水素バッテリーを使う際はこの状態で使いますが、今回はMS・LiPoバッテリーを使うので変換コネクタを外します。

本製品はMS・LiPoバッテリーをガッチリ固定させる為に、『MS・LiPoバッテリースタンダードタイプ用スペーサー』を取り付ける事が出来ます。
スペーサーは無くても取り付け可能ですが、あった方がしっかりバッテリーを固定出来ます。

MS・LiPoバッテリーを取り付けるとこんな感じ。
このように少し斜めをになるように取り付ける事で、ハンドガードが取り付けやすくなります。

ハンドガードを取り付けるとこんな感じ。
MS・LiPoバッテリーのラベルがむき出しになっています。
見た目の問題もありますし、サバゲーなどでここに被弾するとバッテリーを損傷させてしまう可能性があるので、良くないですね。

それを防ぐために『バッテリーカバープレート』という薄い樹脂製のカバーが付属しています。
両面シールでカバーを貼り付けて固定して使用します。

箱出し状態での作動性と初速、発射サイクルについて

箱出し状態での作動性を見ていきます。
尚、バッテリーは満充電状態のMS・LiPoバッテリーです。

まあ、おなじみ…ではありますがPLUSシステム+MS・LiPoの組み合わせらしい立ち上がりで、EG1000モーターの性能を最大限活かしている感じがします。
動作音も変なノイズは無く、良いですね。

初速と発射サイクルを測っていきます。
尚、BB弾は東京マルイ 0.20g樹脂弾です。

まずはホップ最低状態の初速から。
95m/s程度と最近の同社製電動ガンらしい、結構高めな初速計測結果になりました。

箱出し状態で90m/s切ってた時代が懐かしいですね…。

HOPを少し掛けてあげると最大初速になり、95m/s半ばを少し超えます。
更にHOPを掛けていくと初速は下がっていき、真ん中辺りでは92m/sを下回る程度の初速になり、最大HOP状態では83m/s台まで落ちます。

HOPを少し掛けた状態
HOPを真ん中位まで掛けた状態
最大HOP状態

フルオートの発射サイクルは秒間17発。
他のPLUSシステム搭載機と大きな違いは無いですね、結構速めな発射サイクルです。

組み合わせる光学サイトについて

トップレシーバー全てがピカティニーレールになっているという事もあり、結構大型な光学サイトを載せても問題が無いです。
逆に少し古い光学サイトを載せた方が相性は良いかも知れないですね。

とは言え、小型な銃でもあるのでEXPS3のような物も似合うと思います。


という訳で、東京マルイ SG553+のレビューは以上になります。
PLUSシステム第1弾のP90+から始まり、PATRIOT+、G36C+とPLUSシステムを搭載する以外の仕様変更が増えていっていますが、SG553+は新機種と言っても良いレベルの外装に関する仕様変更が加えられていると思います。

P90+
PATRIOT+
G36C+

特に強化樹脂採用は良いですね。
樹脂レシーバーの問題は剛性の低さですが、強化樹脂を採用している事もあってかなりガッチリした造りになっているのが良かったです。

分解を行おうかはちょっと悩んでます…。
今まで基本的に分解レビューを行って来ましたが、これと言って新しい発見が無かったので、PLUSシステム回りの仕様が変わってないか位を見れば良いかなと思っています…。

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