
東京マルイ G19 Gen5 MOSをG17 Gen5 MOSと比較しながら分解していきます
記事作成日:2026年2月2日
先日開封レビュー記事を書いた『東京マルイ G19 Gen5 MOS』を分解していきます。
また、普通の分解方法だと以前投稿したG17 Gen5 MOSと全く同じになってしまうので、当記事では分解手順ではなく各パーツがG17 Gen5 MOSとどのように違っているのか、または同じなのかを紹介していく形にします。
分解手順を知りたい方はG17 Gen5 MOSの分解レビュー記事の方をご参照下さい。
という訳で、分解をしていきます。
尚、パーツが横並びに写っているものは左がG19で右がG17のパーツになっています。
縦並びの場合は上がG19で下がG17となっています。

また、G17 Gen5 MOSはスライドのマウント部分を社外パーツに置き換えているので、そこの比較はありませんが、それ以外のパーツは全て純正パーツのままなので比較していきます。
スライド側の違いについて
という訳で、まずはスライドから見ていきます。

G19とG17の違いはスライドの長さの変更に伴いリコイルスプリングやアウターバレルなどの長さが変わっています。
ブリーチやローディングノズル周りは特に違いは無さそうに見えます。


リコイルスプリングやバレルなどのパーツを外すとこんな感じ。

G19、G17共にスライド前側には金属製の補強材(スライドインサート)が組み込まれており、引っ張れば外せます。

これもG19とG17で違いがあり、G19には195とG19 Gen5用を示す数字が入っておりスプリングガイドが収まる部分が薄いです。
また、スライドに引っかかる爪が付いている箇所のデザインも変わっている事が分かります。
G17よりも全体的に固定用の溝が細くなり、G17に付いていた十字形の浅い溝も無くなっている事が分かります。


リコイルスプリングの違いについて
という訳で、リコイルスプリングの違いを見ていきます。
G19 Gen5 MOSのリコイルスプリングはG17 Gen5 MOSの構造を踏襲しつつ短くなっている事が分かります。
二重のリコイルスプリングと大きなダンパーが特徴的ですね。

分解するとこんな感じで、パーツのサイズは異なっていますが構造は同じです。

まず2個入っているリコイルスプリングから。
短い方と長い方はそれぞれこんな感じで、それぞれ違いがあります。
まず、G19の『リコイルSPショート』はG17の物より長く、G19の『リコイルSPロング』はG17と長さは同じですが巻数が増え少し柔らかくなっています。


安易にスライドが短くなった分スプリングを短くするような変更ではなく、スプリングの硬さなどを調節して最適化をしている事が分かります。
リコイルスプリングガイドやリコイルスプリングガイドはそれぞれこんな感じで、長さが違っておりG19の方が短いです。


ダンパーとして入っているゴムワッシャーと金属ワッシャーはこんな感じで、G19は1セット、G17では2セット入っています。
入っている物自体は同じですが、リコイルスプリングが短くなっている分ダンパーもすくなっている感じです。

アウターバレルについて
アウターバレルはこんな感じで、こちらもG19では単に短くなっているだけのような感じです。


チャンバーを固定している溝の形なども同じでG19のチャンバーをG17のアウターバレルに取り付けたり、逆にG17のチャンバーをG19のアウターバレルに取り付ける事も可能でした。
尚、G19のパーツには「195」、G17のパーツには「175」と数字が入っています。


チャンバー・インナーバレルについて
続いて、チャンバーとインナーバレルを見ていきます。
チャンバーにも「195」「175」とそれぞれG19 Gen5用、G17 Gen5用を示す数字が入っています。



パット見同じ形のようにも見えるこのチャンバーですが、よく見ると下部の構造が変わっています。
G17よりも肉厚になっており強化されているような見た目をしています。

分解するとこんな感じ。
中身のパーツ構成は同じで、チャンバー内側の構造にも変化は見られませんでした。


HOPレバーもこんな感じで同じですね。
というかこのパーツは同社のGBB汎用パーツになっており他の製品でも最近出た機種は同じHOPレバーが採用されていた気がします。

インナーバレルとHOPパッキンはこんな感じ。
G19のインナーバレルは長さ87mmとG17のインナーバレルの97mmよりも10mm短くなっています。
HOPパッキンは東京マルイ純正のおなじみの奴、HOP窓も変わりないですね。


ブリーチ・ローディングノズルについて
続いてブリーチとローディングノズル、いわゆるブローバックエンジン周りを見ていきます。

ブリーチを取り外す前に、スライドストップの補強材を外しました。

尚、この補強材も同じ物…だと思うんですが入っている数字が違っていました。
単に金型の番号を示すだけの物でG17とG19の違いを示す物では無いのかも知れませんが、G19に入っていたプレートは2でG17に入っていたプレートは1となっていました。
尚、表面処理も少し違っているのか色味が違っていました(G19の方が真っ黒、G17の方が茶色っぽい)


続いて、スライド上部に付いているマイクロプロサイトマウントを外します。
このマウントはスライド内側からネジ固定されているので、これを外せば良いです。
尚、このパーツはG19に付いている物でも175と入っている事からG17 Gen5 MOSと同じパーツのようです。


ブリーチをスライドから外すとこんな感じ。

この辺りはも同じだろうと思っていたのですが、なんか変わっていました…。
謎なのは「カバープレート」というブリーチ後部のプレートの形状が変わっており、G17用のプレートには付いていなかった穴が追加されているという点です。
ただ、ブリーチ側にはこの穴にハマる突起のような物は無いので、何のための穴なのか謎。



ローディングノズルの根本に付いているネジ2本を外し、ローディングノズルをブリーチから取り外します。

ブリーチはこんな感じでぱっと見違いは確認出来ません。


何が変わっているのだろうと思ってじっくり見渡していた所、G17で起きていたブリーチとシリンダーがぶつかり、シリンダーに傷が付くという問題が解決されている事が分かりました。
自分のG17では加工をしてしまったので中々気づけませんでした…。(加工してた事も忘れていた)
整形段階でここに面取りが追加されており、シリンダーと接触しないようになっています。


ローディングノズルはこんな感じで、ここは共に全く同じです。
パーツリストの番号も同じでしたし…。

フローティングバルブやピストンカップはこんな感じ。


フロントサイト・リアサイトについて
フロントサイトとリアサイトはこんな感じで、スライド側にネジ止めされています。
G17 Gen5 MOSと仕様は同じで、リアサイトを外すにはブリーチを外す必要があるので従来のGlock系よりもリアサイトの取り外しが面倒なんですよね…。


取り外すとこんな感じ。


基部はこんな感じ。
形状は同じですね。

スライド内側について
という訳で、全部のパーツを取り外したスライドの内側も見ていきます。
スライド前側の構造は、スライド自体が短くなっている以外にはスライドインサート固定部の構造が違っているだけで、それ以外は基本的に同じですね。


マガジンキャッチ、ランヤードリングについて
G19 Gen5 MOSのマガジンキャッチはG17と同じ左右の入れ替えに対応したマガジンキャッチが付いています。
マガジンと接する部分が金属パーツで補強されています。

これの樹脂部分のパーツNoが違っているので何が違うのだろうと思っていたのですが、G19の方が若干溝が深くなっている事が分かりました。
ほんのちょっとの変化ですが…。

ランヤードリングはこんな感じでこれはパーツNo的にも同じだったのでG17からの変更は無さそうです。
パーツに入っている数字も共に175です。



ウェイトパーツについて
グリップ内側に入っているウェイトパーツはこんな感じ。
G19ではグリップが短い為、その分ウェイトも短くなっている感じです。

反対側はこんな感じ。
195と175とそれぞれ数字が入っています。

ハンマーについて
続いてハンマーを見ていきます。
ハンマー周りのパーツを束ねているリアシャーシは共に175と入っている為共用の物です。



個人的にG17 Gen5 MOSのハンマー周りはよく考えられて作られていると思います。
従来のGlock系よりもより洗練された感じですね。
分解して各パーツを見ていきます。

バルブノッカーはこんな感じで共に175数字入りで共通パーツです。


ハンマースプリングも同じですね。

ハンマーに関しては開封レビューでも触れている通り大きな仕様変更が行われています。
G19のハンマーにはハンマーローラーを定位置に戻す為のスプリングが追加されています。

このスプリングを追加するにあたってハンマー自体の形状も変わっています。
G19用ハンマーにはスプリングを組み込む為の溝が追加されています。


ハンマーローラーに関しては、G17で削られていた箇所(ツールマークからフライス加工されていたと思われる)が無くなり、パーティングラインがそのままになっています。
また、個体差なのかは分かりませんが、G19のハンマーローラーの方の色がくすんだ灰色みたいな色味になっていました。


フロントシャーシ周りについて
続いて、フロントシャーシを外します。
まず、フロントシャーシを外す為にスライドロックを外しました。
これは共に175なので同じパーツですね。

フロントシャーシ自体はこんな感じ。

G19はシャーシ自体が短い為、フロントシャーシもG17よりも短くなっています。
短くなっている上に、構造も色々変わっていますね。



シリアルプレートを模したセーフティレバーはこんな感じ。
これも形が変わっています。


トリガーについて
トリガーはこんな感じで、ここは同じだろうと思っていましたが違っている所が色々ありました。

G19のトリガー、トリガーバー共に195と入っておりG17用と違う事が分かります。

まず、トリガー側面の出っ張りが少なくなり、トリガー上部の突起部分が小さくなっています。
どういう意図による形状変更なのかは分かりませんが…。


ただし、トリガーバーに関してはよく分かりませんでした…。
スライドストップに関しては共に175と同じ数字が入っています。


ただし、ボタン部分の形状が変更されており、マガジンのフォロワーに引っかかりスライドストップを押し上げるバーが大きくなっているのと、アンビ側のボタンの切り込みが追加されています。


恐らくスライドストップに引っかかる突起の延長はスライドストップの動作を確実にする為、アンビ側に関してはG17の方は曲げ加工の跡削られたような痕跡が確認出来る事から、この加工をやめる為に形状を変更したものと思われます。
という訳で、東京マルイ G19 Gen5 MOSをG17 Gen5 MOSと比較しながらの分解レビューは以上になります。
G17 Gen5 MOSから色々と細かい所の改良が見受けられる製品でした。
やっぱり東京マルイはしれっとアップデートをやってきますね。
もしかしたらG17 Gen5 MOSも仕様変更が行われるかも知れないですね。(再販タイミングで既にやってるかも知れませんが…)

