
S&T Lee Enfield No.4 MK1 リアルウッド(STSPG19BRW)の分解レビュー
記事作成日:2026年4月20日
2025年のFORSTER オールドガン 4.5万円福袋から出てきたS&T製エアーコッキング ボルトアクションライフル、Lee Enfield No.4 MK1 リアルウッド(STSPG19BRW)を分解していきます。

尚、開封レビューは2025年(去年)の4月に投稿しているので、1年放置してました。
ストックの分解
という訳で、まずはストック周りを分解していきます。
ストックを分解するにはフロントサイトカバーを外した後、ストック前側を固定している金具を外します。
これでストック前側の上部を外す事が出来ます。



中腹部に付いているスリングスイベルが付いている金具を外し、マグウェル+トリガーガード部を外します。


最後に、ストック中腹部底部に付いているネジを外す事で、ストックとレシーバーを分離させる事が出来ます。
尚、ストック前側の取り外しは全てマイナスドライバーだけで行う事が可能です。


ストック前側はこんな感じ。
尚、トリガー近くには金属パーツがくっついていますが、これは単にネジ止めされているだけの装飾部品で、特に分解する意味は無いです。


レシーバーはこんな感じで、これ単体でかなりガッチリしておりこの状態でも問題無く動作させる事が可能です。
初速チェックとかはストックを組まずに行う事が出来ます。


尚、ストック前側を外したらレシーバー脇に付いているボタンが脱落するので、無くさないように予め外しておきます。

続いて、ストック後部を外していきます。
まずはバットプレートを固定しているネジを外すのですが、木ネジなので何度も着脱するのは推奨されませんし、ストック後部は外さなくてもレシーバーの分解は可能ですし、特に調整出来る余地も無いので、別に外す意味は無いです。
また、この際に大量の木屑が落ちてきました。


ストック内側に付いている六角穴付きボルトを外すのですが、かなり奥まった位置に設置されており長さ250mm程度(最低でも220mは必要)の5mmの六角ドライバーが必要になります。
ちなみにこのボルトは錆びまくってました。


ストック基部はこんな感じで、ここにもネジの錆が付着していますね。

レシーバーの分解、アウターバレル・シリンダー・トリガーの取り外し
という訳で、レシーバーを分解していきます。
まずはストック上部を固定するのに使われる金具を外します。

続いて、レシーバーとバレルを連結させているネジ4本を外し、レシーバーからバレル周りを分離させます。
本製品、このように各部がユニット化されているので比較的分解はやりやすいのと、調整時も便利な構造をしていると思います。


一旦バレル周りは置いといて、トリガーやシリンダーなどを外していきます。
まずノズルに付いている羽を外します。
羽はCクリップで固定されているので、クリップを外した後前に引き抜く事が出来ます。
東京マルイ L96と同じ仕様ですが、羽の形は全くの別物ですね。


続いて、トリガー底部に付いているスプリングガイドストッパーを外します。
スプリングガイドストッパーは下側に引っ張れば外れるパーツですが、結構硬めなのでマイナスドライバー+ゴムハンマーで叩いて抜きました。

これでシリンダーを引き抜く事が出来ます。
尚、S&T Lee Enfield No.4 MK1はシリンダーの動きと連動して動作するエキストラクターが付いているのですが、これも一緒に外れます。

その後トリガーを外しました。
トリガーは底部から4本のネジで固定されているのでこれを外します。


特に意味は無いですがセーフティレバーも外しました。
セーフティレバーのカバーみたいなパーツを外した後、シャフトに付いているネジを外したらセーフティレバーが外せます。
その後、内側に入っているレバーに連動して上下に動くパーツを外します。



また、ストック後部を外しているので基部パーツも外す事が出来ます。


アウターバレルの分解
アウターバレルの分解を進めるにはまず、給弾ルートを外します。
こちらの給弾ルートはチャンバー底部に刺さっており、1本のネジで固定されています。


給弾ルートの内部はこんな感じで、スロープ状になっています。
出口付近には弾止めの爪が付いています。


アウターバレル前側を外します。
これはチャンバー側とピン1本で固定されており、外す事でストック固定用の基部パーツも外す事が出来ます。
尚、単にインナーバレル・チャンバーを取り外すだけであれば、このパーツの分解は特にやる必要は無いです。



続いて、HOP調整レバーの取っ手部分を外し、チャンバー底部のネジを外します。
どうやらチャンバーはスロープを固定するネジ+この底部ネジの2本で固定されているようですね。


これでチャンバーを抜く事が出来ます。

という訳で、これでチャンバー、トリガー、ボルトなどをレシーバーから分離させる事が出来ました。

チャンバーの分解
まず、チャンバーから分解していきます。
S&T Lee Enfield No.4 MK1、給弾ルート周りはL96感があるのですがチャンバーはVSR10と良く似た構造をしていますね。(寸法が違うので互換性はありません)
チャンバー側面に付いているプレートを外し、HOPアジャスターを外します。


チャンバーを固定している3本のネジを外し、チャンバーを開きます。


チャンバー内部のパーツを紹介していきます。
まずは給弾ルート上部、ノズルの差込口に付いているBBストッパーはこんな感じ。
VSR10に付いている物と良く似ています。

HOPアームはこちら。
これもVSR10の物と似ていますが、突起部はHOPパッキン全体を押すような形をしており、中腹部が窪んでいます。
もしかしたらVSR10のHOPアームが使えるかも知れませんが、未検証。



HOPパッキンはこんな感じで、比較的柔らかめなパッキンが採用されており、HOPアームの痕がガッツリ残っていました。
HOPの突起は東京マルイ純正HOPパッキンと似た、シンプルな凸形状をしています。


インナーバレルは金色なので真鍮かと思いきやアルミ製。
アルマイトが施されているのですが下処理が雑なのか元のパイプ材の質が悪いのか、表面が凄いザラ付いています。
インナーバレル長は550mmとかなり長めで、HOP窓はハの字状に開いているタイプで、回転止めの位置的にVSR10規格の物になっています。


トリガーの分解
続いて、トリガーを分解していきます。


基本的にはエアーコッキングボルトアクションライフルでよくあるトリガーボックスの形状をしていますね。
ちゃんとボルトハンドルが閉鎖状態にないとトリガーが引けない安全装置が付いています。
尚、トリガーボックス後部に付いているシアーのような物はセーフティレバーやコッキングインジケーターと連動して動く物になります。

トリガーボックスを分解するには固定しているネジ3本を外します。
尚、これらのネジはトリガー前後に付いている2本とトリガーボックス前側に付いている1本で大きさが異なっています。

トリガーボックスを開くとこんな感じで、シアーやスプリング類が確認出来ます。

セカンドシアーには特殊な形状をしたスプリングが2個付いています。
1つはシアーが前に倒れた時に定位置に戻す用、もう1つはシアーが後ろに倒れた時に定位置に戻す用です。

トリガーストップはこんな感じ。
ボルトハンドルを起こした状態だとこのトリガーストップが下がり、トリガーが引けなくなります。

色々構造を確認していたら、セーフティレバーと連動して動くパーツがなんか外れたので、外しておきます。
このパーツが押し下げられる事で、トリガー及びファストシアーがロックされトリガーを引いても発射されなくなるようです。
また、ボルト後部に付いているコッキングインジケーターの動作にも関わってくるパーツになります。

ファーストシアーを外します。
ファーストシアー前側、セカンドシアーと接触する部分はローラーになっており、セカンドシアーとの抵抗を減らす仕様になっています。

セーフティレバーと連動して動くパーツ、トリガーを外してトリガーボックスの分解は完了です。


ボルトの分解
最後にボルトを分解していきます。
S&T Lee Enfield No.4 MK1のボルトは東京マルイ VSR10やL96などと比べるとかなり短いです。
シリンダー部は黒染めされたスチール製でこれ単体でもかなりずっしり重いです。

まずはボルトハンドル部を外していきます。
ボルトハンドル後部に付いているコッキングインジケーター…というか、実銃だとこれがストライカー/ハンマーになるんでしょうか。
このパーツを外すのですが、引っ張れば抜けました。


ネジ山が切られているので本来ならネジ固定のハズなのですが、寸法がガバガバで引っ張れば抜けちゃう状態になっていたようです。
一回りネジ山の大きさが違うレベルで、普通に使っている状態でも何度かボルトハンドルを操作していると外れてしまうような状態になっていました。
中の構造はかなりシンプルで、スプリングが入っておりネジ止めされているだけでした。

ボルトハンドルを固定している六角穴付きボルトを外します。
これでボルトハンドルとカバーをシリンダーから分離させる事が出来ます。


続いてシリンダーヘッドを外します。
シリンダーヘッドには窪みが2つ付いており、適当な工具を使って回す事が出来ます。
自分はラジオペンチの先端を穴に突っ込んで回しました。


シリンダーヘッド内側にはダンパー用のゴムが貼り付けられていました。
シリンダーヘッドを外したらピストン、ピストンスプリング、スプリングガイドなどをシリンダーから取り外す事が出来ます。

ピストンはこんな感じで、後方吸気ピストンヘッドが付いています。
Oリングは柔らかいですがかなり太い物が採用されており、シリンダー内径に対してもかなりタイトな状態でした。
シアーが引っかかる部分は90度になっています。



ピストンの材質はアルミ、小さいですが肉厚なので21gの重量があります。

ピストンスプリングは長さ15cm程度のかなり短い物が付いています。
硬さもそこまで硬くはなく、どちらかと言うと柔らかめ。
そこまで特殊な形状はしていないので、長ささえ合わせれば他のスプリングも使えそうですね。

スプリングガイドはこんな感じで、至ってシンプルな形状をしています。

という訳で、S&T Lee Enfield No.4 MK1 リアルウッド(STSPG19BRW)の分解レビューは以上になります。
今回はそんなに気合を入れて中身を弄るつもりは無いので、基本純正パーツベースでちょっと調整していこうと思っています。

