
VICTOPTICS SOM 3x コンパクトマグニファイア(VIMF-01)のレビュー
記事作成日:2026年7月9日
VICTOPTICS製の新作コンパクトマグニファイア、SOM 3x Magnifier(VIMF-01)をつぼみアームズ様よりレビューのご依頼を頂いたので紹介していきます。


本製品はVICTOPTICS初となるマグニファイアで、最近流行りの小型なマグニファイアになります。
VICTOPTICSブランドという事もあり、VectorOpticsのマグニファイアよりも非常にシンプルなのが特徴の製品となります。
販売価格が11,100円(2026年7月現在つぼみアームズ価格)とVICTOPTICS製品らしい安価な価格の製品となります。
Victopticsベクターオプティクス Vector Optics SOM 3X MAGNIFIER VIMF-01【2026年 マグニファイア
付属品について
内容物はマグニファイア本体(スイングマウント装着済み)、ライザープレート、説明書類、L字レンチ、クリーニングクロスとなっています。

説明書は基本的な操作方法が英語で記載されている他、PDFのマニュアル(中国語表記)を閲覧する事が出来ます。


付属の工具はこの2つのL字レンチです。

ライザープレートはこんな感じで、厚みのあるプレートと長い固定ネジです。

ライザープレートには軽量化の為なのか穴が空いており、中腹部が窪んでいるという特徴的なデザインが施されています。



SOM 3x Magnifier(VIMF-01)の外観レビュー
という訳で、VICTOPTICS SOM 3x Magnifier(VIMF-01)の本体を見ていきます。
このような形で非常にシンプルなデザインの製品になります。
ハウジングはシンプルな筒状になっており、そこから飛び出しているエレベーションダイヤル・ウィンテージダイヤル部も丸みを帯びている、流線型の外観となっています。


また、詳細は後述しますが高さのあるマグニファイアで、ライザープレート無しのセンター高さは40mm(1.57インチ)、ライザープレートを取り付けると更に高くなり、50mm(1.97インチ)になります。
対物レンズ側はこんな感じで、ハウジングサイズに対してかなり小さな対物レンズが付いている事が分かります。
コンパクトマグニファイアの特徴の1つですね。

ハウジング左側にはVICTOPTICS、右側には3Xと記載されています。


バーティカルアジャストダイヤルとホリゾンタルアジャストダイヤルはそれぞれこんな感じで、1CLICK=1MOAと記載がされていますが、ゼロイン調整をする為のノブでは無いのであまり気にしなくて良いと思いますが、上下左右で90MOA動かす事が出来るようです。
ノブはしっかりとしたクリック感があり、マイナスドライバーで回す事が出来ます。


接眼レンズ側にはディオプターが付いています。

スイングマウントについて
付属のスイングマウントはこんな感じで、ヒンジ部はプランジャーでロックするタイプの物になります。
ピカティニーレール・ウィーバーレール両対応のマウントで、固定は側面のネジを締め込みクランプする形になります。



レール固定部にはスプリングが仕込まれており、ネジを緩めると勝手にクランプ部が開くようになっています。

スイングマウントのテンションは程よく硬く、「カチッ」としっかりしたクリック感があります。
安価な製品だとガタガタな事もありますが、本製品はかなりしっかりした作りになっています。

尚、スイングの向きに関しては取り付け向きを変更する事で、どちら方向に倒す事も出来ます。


尚、マウントの向きを入れ替えた場合、スイングマウントとハウジングに段差が生まれます。

レンズコーティングと覗いた時の様子について
対物レンズ・接眼レンズ共にグリーンマルチコートが施されていますが、対物レンズの反射は控えめ。
接眼レンズ側は様々な色の反射が確認出来ます。


尚、対物レンズを覗き込む角度によってはプリズムの構造を確認出来ます。


アイレリーフは60〜70mm程度と、コンパクトマグニファイアとしては割と普通な長さになりますが、アイボックスは狭めです。

使いづらい程狭い訳では無いですが、覗き込むのに多少の慣れは必要です。
特にコンパクトマグニファイア共通の特徴として、アイレリーフが短い為バックアップサイトと組み合わせて運用する場合ストックをかなり縮める必要がある点にも注意が必要です。
若しくは大きく前かがみになるように構える必要があるので、自然に覗き込むならバックアップサイトは外し、トップレールの一番後ろに本マグニファイアを取り付けるのが良いでしょう。
視点を上下左右に動かすとこんな感じで、ケラれるのですが、ケラれ方がプリズムサイトらしい形で一部は三日月状ではない形でケラれます。

マウントの高さについて
付属のスイングマウントの高さは1.57インチとなっており、いわゆるLower 1/3 Co-Witnessに近い高さになっています。

とは言え、バーティカルアジャストダイヤルの調整幅が大きいお陰で1.43インチの高さの製品でもギリギリ合わせる事は可能でした。

ただし、本当にギリギリなのでゼロイン設定次第ではレティクルをセンターに捉える事が出来ない可能性がありそうなので、注意が必要です。
マグニファイア無しとマグニファイア越しに覗いた様子はこんな感じ。
尚、バーティカルアジャストダイヤルは限界まで回しています。


上記の通り、1.43インチの高さのドットサイトであっても使えない事は無いですが、バーティカルアジャストダイヤルをかなり大きく回す必要があるので、基本的には1.53インチ〜1.6インチの範囲で使った方が良いでしょうね。

ライザープレートを使用した際について
付属のライザープレートを取り付けるには、スイングマウントとマグニファイアを固定している2本のネジを外します。
尚、フットプリントは専用品と思われ、一般的なマグニファイア(EoTech G33系)のマウントとの互換性はありません。

ライザープレートを取り付けるとこんな感じ。
厚さ10mmと結構厚みのあるプレートなので、かなり高くなります。


この高さになると1.97インチの高さが適合するようになります。
かなりの高さがある1.93インチの高さでも少し低く感じられる高さになります。

マグニファイア無しとマグニファイア越しに覗いた様子はこんな感じ。


また、スイングマウントを倒すと大きく片側に飛び出すようになります。


EoTech EXPS系との相性について
本製品は高さがかなり特殊という事もあり、EoTech EXPS系との相性が悪いです。
この通り、ライザープレート無しの状態ではマグニファイアの高さが低すぎて、ライザープレート有りの状態では高すぎるという状態になるので、もしEXPS系と組み合わせたい場合は注意が必要です。


先述の通り、調整幅が広いので使えない訳では無いのですが、バーティカルアジャストダイヤルをガッツリ回す必要があります。
という訳で、VICTOPTICS SOM 3x コンパクトマグニファイア(VIMF-01)のレビューは以上になります。

Victopticsベクターオプティクス Vector Optics SOM 3X MAGNIFIER VIMF-01【2026年 マグニファイア