エボログ

ASG CZ SCORPION EVO3 A1 カービンの分解レビュー、初期ロットEVO3との比較

記事作成日:2017年10月17日

買ったばかりのASG CZ SCORPION EVO3 A1 カービンですが、早速分解していきます。
ぶっちゃけ、箱出しでも問題なく使えるレベルの性能持ってるんですがね…。
まあ、分解するのが目的で買ってるような物なのでバラしていきます。

尚、EVO3 A1 カービンのファーストインプレッション(外観レビュー、初速チェック等)はこちらをご参照下さい。

という訳で、分解していくのですが、分解方法は基本的に従来のEVO3と同じです。
また、当記事で従来型のEVO3(短いEVO3)と比較している箇所がありますが、最初期ロットとの比較になります。

外装の分解

まずはハンドガードとストックを外します。
ハンドガードはファーストインプレッションでも紹介した通り、アウターバレルをクルクル回せば外れます。
ストックは、折り曲げた状態でQDピストンスプリングガイドを押しながら上にズラすと外せます。

続いてレシーバーに付いている六角ネジ7本を外してアッパーレシーバーを真っ二つにします。
樹脂の癖にえげつない剛性なので、開けるのが割と大変かもしれません。
アッパーレシーバーが真っ二つになったら、アウターバレル根本のピンを抜いて、アウターバレルとインナーバレルを分離させます。

とりあえず、チャンバーを分解していきます。
まあ、EVO3と同じですね。(写真に写し忘れていますが、HOPテンショナーはマルイと同じような筒状の物で、硬さは少し硬めのものが入っています。
チャンバーパッキンは結構柔らかく、軽めのBB弾でもしっかりHOPが掛かりそうな印象です。

インナーバレルは6.03mm×407mmで、ASGロゴ入りのバレルです。
カービンになってバレル長は208mmから407mmと、倍近く伸びましたが、バレルの内径は変わらずの模様。

続いて、ロアレシーバーをバラしていきます。
まず、グリップ底部のネジを2本外して蓋を外し、モーターを取り出します。
従来通り、U BASIC ULTIMATEという鬼トルクモーターが入っています。
このモーターじゃ無くなったらもうEVO3買う意味が無い位に優秀なモーターです。

ピニオンギアの仕様が従来品から変わっており、東京マルイのピニオンギアみたいな尖った形状になっていました。
個人的には従来品でも特に問題は無かったのですが、こちらの形状の方がベベルギアとの相性問題が起きにくく、ギアの選択肢が増えて良さそうです。

ちなみに、こちらの仕様変更は少し前のEVO3からのようです。
なので、EVO3カービンから変わっているという訳では無く、最新ロットのEVO3はこの仕様になっているようです。

モーターを取り外したらまず、折れ曲がっているモーターコネクターや配線を伸ばしておきます。
その後、グリップ左右とトリガーの根本付近に付いているネジを外して、グリップやマグウェル部分をメカボックスから分離させます。

メカボックスの分解

メカボックスを分解する前にピストンスプリングを抜いておきます。
EVO3のピストンスプリングガイドはQD仕様になっているので、メカボックスを開けなくても外せます。
こちらも仕様変更が見受けられ、ピストンスプリングガイドに入っていた厚さ3mm程の樹脂製アジャスター(スペーサー)が無くなっています。

そして、従来16cm程度あったスプリングが17cmと長くなり、硬さも従来は東京マルイ純正より少し硬いな?位だったのが、東京マルイ純正より少し柔らかくなっていました。
ピストンスプリングを圧縮した状態で約4.2kgでした。

アジャスターが無くなったり、ピストンスプリングが柔らかくなっている理由はバレル長の変更に伴う初速調整の為だと思われます。

という訳で、メカボックスを開けます。
セレクタープレートを連動させるパーツやメカボックスのネジを外していき、開封。

一見、従来と同じような構成ですが、1箇所大きく変わっている部分があります。

こちら、FCU(電子トリガー/電子制御ユニット)がASCU GEN3相当だったものがGEN4相当に変わっているのです。

従来型は大型のFETが2石付いており、メカボックスをヒートシンク代わりに使う仕様だったのですが、ASCU GEN4で採用されているのと同じFCUになったことで樹脂製のフレームが付いています。

裏面はこんな感じ。

スイッチ部分も同様に仕様が変更されており、こちらは基盤全体が樹脂製のフレームで覆われています。

裏面は従来品同様、セレクタープレートを検知するスイッチが付いており、絶縁テープが貼られています。

ちなみに、FCUのバージョンアップも、モーターのピニオンギアと同じく少し前のEVO3からのようです。

それ以外の仕様は同じでした。

ギアはASGロゴ入りのいつも私が愛用している奴。
ギア比は18:1で、ARESやE&Lが採用している他、APSやZCからギアセットが販売されているのと同じ物です。

尚、ギアは「しっかりと」とは言えませんが、最低限のシム調整はされている状態でした。
まあ、これは従来のEVO3からそうですが…。

バレル長が長くなった事によってシリンダーの仕様が変わっているのではないか?と思っていましたが、そういう訳でもなく、シリンダーもピストンも従来品と同じです。

という訳で、メカボックスの分解も終了。

従来のEVO3と、EVO3 カービンの差

初期ロットEVO3との差をまとめると…

  • 全体的に丸まったデザインだったモーターのピニオンギアが、東京マルイみたいな角ばった形に
  • ピストンスプリングが少し柔らかくなり、16cmから17cmに長く
  • ピストンスプリングガイドのアジャスターが無しに
  • FCUがASCU GEN3からASCU GEN4相当の物に変更

といった感じですね。

個人的にはモーターが今まで通りの物で安心したのと、FCUのバージョンが上がっているのが高評価でした。
ただ、ASCU GEN4なのか、GEN4 Plusなのかが少し気になります…。
ASCU GEN4にはいい思い出が無いので…。

まあ、そんな訳でASG CZ SCORPION EVO3 A1 カービンの分解レビューは以上になります。
後は色々弄りながら組み立てていくだけです。

どういう構成にするかはもうざっくり決めているので、サクサク進めていけたらな〜と思っています。