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東京マルイ 次世代電動ガン MP5A5のバッテリーパフォーマンスについて調べてみました

記事作成日:2021年9月1日

東京マルイ 次世代電動ガン MP5A5の開発インタビューで『光センサーだと消費電力が大きかったので、磁気センサーを採用した』との事が紹介されていたので、バッテリーパフォーマンスについて調べてみる事にしました。

基本的にバッテリーは余分に充電して持っていく派なので、切れたら交換すりゃ良いやと今まで全く気にした事無かったんですがね…。

東京マルイ 次世代電動ガン MP5A5にはM-SYSTEMという電子制御ユニットが組み込まれており、トリガーの検知以外は全て磁気センサーが採用されています。

また、こういった電子制御ユニットにはFETが搭載されているのですが、このFETという素子は常に電気を流し続ける仕様(待機電力)になっているので、バッテリーを繋いでいるだけで電力が消費されていきます。

という訳で、その待機電力を調べてみる事にしました。
尚、私の次世代MP5は電装系や駆動系に関して、コネクタをXT30に変更している以外の変更はしていません。
なので、掲載されているデータは純正状態のMP5と同等と思って頂いて大丈夫です。

検証に使ったバッテリーはこちら。
自分が次世代 MP5A5で使っているバッテリーなのですが、Crazepony 7.4V 450mAh 80C/160C LiPoバッテリーです。

小型で元気で安い、Cレートの高さ故の燃費の悪さを除けば非常に使い勝手の良いバッテリーです。

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まず、こちらのバッテリーを満充電させます。

そして、次世代 MP5に繋いで4時間放置します。
セーフティレバーはSAFEに入れ、コッキングハンドルも戻した状態です。(磁気センサーは何も反応していない状態)

4時間後にバッテリー残量を調べてみた所、こんな感じになっていました。
電圧は8.388V→8.211V(-0.177V)、残量のパーセンテージは99%→88%(-11%)という感じになっていました。

逆に、ボルトハンドルを引いた状態で、セレクターレバーをSEMIに入れた状態(磁気センサーを2つ反応させている状態)で放置した結果も調べてみました。

検証の結果、電圧は8.384V→8.211V(-0.173V)、残量のパーセンテージは99%→88%(-11%)と変化がありませんでした。
センサー周の電力消費量に関しては気にする必要は無さそうです。

続いて、他社製品と比較する為に同様の計測方法(満充電のバッテリーを繋いだだけで、セレクターはSAFE状態)で他の電子制御ユニットを搭載している電動ガンでも調べてみました。

ARES KEL-TEC RDB(EFCS)の待機電力

まず、最も東京マルイの次世代電動ガンMP5によく似た仕様になっている、EFCSメカボックスの待機電力です。

EFCSメカボックスはロット(バージョン)によってちょこちょこ仕様が変わっているのですが、今回使うのは一応最新モデルのKEL-TEC RDBに搭載されているEFCSで、トリガーがマイクロスイッチ、セレクターとカットオフの検知がネオジウム磁石と、センサー数は少ないものの種類自体はM-SYSTEMと同じです。

結果は電圧が8.382V→8.166V(-0.216V)、残量のパーセンテージは98%→85%(-13%)と、次世代MP5よりも少し待機電力の消費量が多いのようです。

Jefftron Leviathan-V2の待機電力

続いて、セレクターやトリガーの検知が物理スイッチ(小型検出スイッチ)で、Bluetoothが搭載(バッテリーに対する影響は不明)されているJefftron Leviathan-V2を組み込んだSIG AIR MCXでの検証です。

結果は電圧が8.368V→8.254V(-0.114V)、残量のパーセンテージは98%→90%(-8%)という感じになっていました。

誤差レベルではあるものの、次世代 MP5よりも若干待機電力の消費量は少ないようです。

不知火商店 陽炎2型Eの待機電力

最後に、カットオフレバー検知意外のセンサーが光センサーになっている不知火商店 陽炎2型Eを組み込んだ、Double Eagle B&T APC556での検証です。

結果は電圧が8.368V→8.104V(-0.264V)、残量のパーセンテージは98%→81%(-17%)という具合になりました。

次世代MP5と比べると倍までは行かないものの、結構な待機電力を使っているようです。
東京マルイが光センサーを採用しなかった理由はこういう事なんですかね。

陽炎2型Eはトリガー検知1個、セレクタープレート検知2個が光センサー、カットオフレバー検知が物理スイッチ(2方向小型検出スイッチ)になっているのですが、もし次世代 MP5A5が仮に全てのセンサーを光センサーにしたとしたら、陽炎2型Eの倍のセンサー数になるので、待機電力の消費量がエグい事になってそうですね…。

次世代電動ガン MP5A5を100発撃った時の消費電力

この検証のついでに、セミオートで100発撃った時の消費量も調べてみました。
結果は電圧が8.379V→8.090V(-0.289V)、残量のパーセンテージは98%→80%(-18%)という具合になっていました。

この感じならバッテリー1本で400〜500発程は度撃てそうですね。

尚、先日ゲームに持っていった時にひたすらシューティングレンジで撃って遊んでたんですが、それでもバッテリー3本あれば十分でした。
普通にサバゲーだけやるならバッテリー1本+シューティングレンジで遊ぶ用1本で足りそうです。

ちなみに、以前このバッテリーの検証記事で「突然電圧が低下する」といった事書きましたが、次世代MP5で使っていても突然動作が鈍くなったので、同じような感じですね。
あれ?急に動作遅くなったかな?って思ったらバッテリー交換タイミングです。

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