Jefftron Leviathan-V2 前方配線モデルを購入、SIG AIR MCXに取り付けました | エボログ

Jefftron Leviathan-V2 前方配線モデルを購入、SIG AIR MCXに取り付けました

2020年3月30日

待ちに待ったJefftron製のVer2メカボックス用電子トリガーユニット、Leviathan-V2の前方配線が発売されたので、速攻で購入・組み込みを行いました。(後方配線は少し前から発売されていた)
組み込みを行うのは『SIG AIR PROFORCE MCX VIRTUS AEG』です。

この銃は元々Leviathan-V2を取り付ける想定で内部の調整を行っています
その為、当記事では単純にLeviathan-V2の取り付けのみで、それ以外のカスタムは行っていません。

という訳で、こちらがJefftron製の電子制御ユニット、Leviathan-V2です。
パッケージに書かれている通り、Bluetooth接続したスマホのアプリから設定を変更する機能を有しています。

内容物は製品本体と説明書、シール、専用トリガー、スポンジ、基板固定用のネジといった感じ。
尚、Leviathan-V2本体には予めケーブルやコネクタ、ヒューズなどが付いています。

説明書は全て英語ですが写真付きでインストール方法からアプリの使い方まで事細かな説明がされています。
尚、日本代理店であるG.A.W.さんの通販ページから日本語説明書をダウンロードする事が可能です。

という訳で、Leviathan-V2本体を見ていきます。

冒頭でも紹介した通り、基板にはケーブルや端子、ヒューズなどが予め付いた状態になっています。
バッテリー端子はディーンズ、ヒューズは小型平型の40A。
また、これは前配線モデル特有だと思いますが、バッテリー側の配線が着脱出来るようにもなっています。

基板はこんな感じ。
色々とユニークな機能が備わっているLeviathan-V2ですが、特に特徴的な機能として挙げられるのはスイッチを押す直前にシアー感(クリック感)を出す板バネみたいなパーツと、Bluetoothモジュールでしょう。

板バネに関してはトリガー組み込み時に詳しく説明します。
Bluetoothモジュールは日本の技適を取得しているユニットが使われており、海外製品ではあるものの安心して国内でも使う事が出来るようになっています。

尚、この技適認可済みモジュールは国内代理店経由のモデルのみであり、並行輸入品(海外版)では技適を通っていないモジュールが使われている為、国内で使用した場合電波法違反になってしまうので注意が必要です。

裏面はこんな感じ。
「REMOVE」と書かれたシールを剥がして使用します。

付属のLeviathan-V2専用トリガーはこんな感じ。
RetroArms製のようなアルミ削り出し+つや消しアルマイトなストレートトリガーで、イモネジによってトリガーの角度を調節する事が出来るようになっています。

尚、このトリガーはこの通り一般的なスタンダード電動ガンのトリガーと大きく形が異なっています。

取扱説明書にも記載がありますが、スタンダードなトリガーを使用する場合は加工が必要になります。
当記事ではLeviathan-V2付属の専用トリガーを使用して組み込みを行います。

という訳で、SIG MCXのメカボを開きました。

ピストンやギア、スイッチなどひと通りのパーツを外して、基板が置かれる場所に付着しているグリス・汚れを除去してからLeviathan-V2を取り付けます。

説明書に記載されている注意箇所を確認し、問題は特に無かったのでネジで基板を固定します。
尚、この部分のネジはメカボで元々使われていた物ではなく、基板に付属するネジを使いましょう。
ネジの長さの問題で元々使われていたネジは使えません。

続いて、トリガーを取り付けてスイッチの動作を確認するのですが、クリック感を出す為の板バネにトリガーが全く届いていませんでした。

せっかくの斬新な機能がこれでは勿体ない…。(クリック感を出したいから買ってる訳ですし)

なので、トリガーの先端に0.3mmのアルミ板を貼り付けて、しっかり板バネに接触するようにしました。
アルミ板には粘度の高い極圧系グリスを薄く塗布しています。

尚、この調整はやりすぎると基板を破壊してしまったり、テンションが強すぎてトリガーが戻ってこなかったりするので、注意が必要です。
必要以上に板バネを押し付けないように、いい塩梅での調整ですね。

続いて、トリガースプリングを変更しました。
組み込むのはもちろん、ちゅんちゅん工房製 ちゅぷりんぐSTD Ver2用です。

やっぱり電子トリガーを組むならこのスプリングですね。
トリガー側の加工とスプリング側を少し曲げて組み込みます。

ちゅぷりんぐSTD Ver2用を使うための加工についてはこちらの記事を参考にしてみて下さい。

これで何度か組み立てを行い、トリガーの開始位置を調整します。
開始位置が決まったらイモネジをネジロック剤で固定します。

トリガーはこんな感じの挙動になりました。
ちょっとだけ引くと板バネのテンションによりトリガーが重くなり、更に力を掛けるとカチン!と、最後までトリガーが引かれます。
感覚的には東京マルイの89式の物理スイッチの感触を更に強力にしたような感じになっています。

ちゅぷりんぐSTDのおかげでトリガーの戻りもスムーズ。
ちなみに、ここまでテンションを強く掛けると普通のトリガースプリングだと戻って来なくなりました。
ちゅぷりんぐSTD様様です。

続いて、組み立て中に気づいたのですが、SIG MCXのメカボックスというかVFCのVer2メカボックスはボルトリリースボタン用のスプリングがメカボックス内側に飛び出しています。(写真左、赤矢印)
このスプリングが丁度Bluetoothモジュールの真上辺りに来ているので、念の為削った方が良いかなと思いました。

本当に接触しているかどうかは分かりませんが、こんな部品1つでショートしたら洒落にならないですからね…。
念の為です。

続いて、基板を抑えておく為の物だと思いますが、付属のスポンジを貼り付けます。

これでLeviathan-V2の取付作業自体は完了。
ギアやピストンなどを組んでいきます。

セクターギアが基板とぶつかっていないかもチェック。

と、その前に一旦スイッチ周りの動作チェックを行います。
せっかくLeviathan-V2に付いている機能なんですから、使わないと。

メカボックスに基板、トリガー、セクターギアだけ取り付けてバッテリーを接続します。
そして、スマートフォンにインストールしたアプリを立ち上げ「デバイスを選択」をタップするとLeviathan-V2が出てきます。
デバイスを選択してから検出スイッチチェックを見ると、今何のスイッチが押されているかが可視化されます。

上の写真だとセミオートのスイッチだけが押されている感じですね。
セレクタープレート自体はセーフティ状態なんですがね。
これで「セレクタープレートの調整が必要だな」という事が分かります。

続いて、他のスイッチも押していきます。
トリガーもセクターギアもセレクタープレートも検知自体は問題なし。

リアルタイムで検知される感じは動画の方が分かりやすいかな?と思ったので、一応動画でも撮ってみました。

そういえば初回起動時に表示されるデバイス名は、恐らく出荷時点では全部同じになっていると思うので、大量のLeviathan-V2を起動している状態だとどれがどのLeviathan-V2なのか分からなくなりそうですね…。
デバイス名やパスワードは変更する事が出来るので必ず変更した方が良いでしょうね。

出荷状態の設定のままだと、サバゲーフィールドなどでこのアプリさえ持っていれば他人の銃の設定を書き換えるのは容易いですし。
もちろん、誰のデバイスかが直ぐに分かるように固有の名前を付けた方が良さそうです。
例えば「M4」って名前を付けたら多分「これ誰のM4だよ」って感じで訳わからなくなりそうです。

という訳で、テスト結果を元にセレクタープレートを加工しました。

これでSAFE状態にならない問題が解決。
しっかりSAFE状態ではセミもオートも未検知、セレクタープレートを動かすとセミが検知されるようになりました。

セクターギア以外のギアを組んでいる最中に「そういえば」と思い出して逆転防止ラッチのスプリングを変更する事にしました。
というのも、純正のスプリングは硬すぎてラッチのカチカチ音が煩かったので、もう少し柔らかいスプリングに変えようと思っていたからです。

今回使うのはアングス製の王道カスタムパーツ「折れんバイ!」です。
元々スプリングの折れ(破損)を防ぐ為のカスタムパーツなんですが、海外製品特有の硬すぎるスプリングを柔らかくするのにも使えます。

写真右の左側が純正、右側が折れんバイ!

2個入りなのでお得。
丁度1個余っていたので、使いました。

という訳で、これで一旦一通りのパーツの組み込みが完了しました。

続いて、ロアレシーバーに取り付けてテストを行っていたんですが、どうやら美容にフルオートが検知されてしまう事が分かったので、結局フルオートの検知スイッチ側もセレクタープレートを加工する事に…。

あと、ヒューズとコネクタを変えました。
ディーンズは普段使ってませんし、ヒューズも40Aは流石に容量がデカすぎです。
あと付属のケーブルが長すぎるので、配線は極力短く、コネクタはXT30、ヒューズは20Aに交換しました。

とりあえず、これで問題は無くなりました。
残りの外装パーツ(アッパーレシーバーやボルトリリースボタン、マガジンキャッチなど)を組み込む前にFCUの設定をやっていきます。
まだ何か合った時にバラしやすい状態なのでね…。

FCUの設定もアプリを使用します。
設定項目はセレクタープレートの状態やバースト回数の設定、発射サイクル、アクティブブレーキの具合、プリコック量、ディレイ、電子ヒューズの設定など色々あります。

特にセレクタープレートの状態による切り替えはかなりバリエーション豊富で、SAFE状態も替える事が出来るんですよね。
SAFE状態をセミ、SEMIをAUTO、AUTOを3点バーストとかそういう事も出来ます。

色々と調整した結果、SAFEはSAFE、セミはセミ、フルは3点バーストにし、ブレーキやプリコックの設定はこんな感じになりました。

アクティブブレーキを100%にするとトレポン並に強力なブレーキが掛かっていたのですが、ブラシの消耗具合を考えて低めにしておきました。

という訳で、そんな設定にしたSIG MCXはこんな感じの動きになりました。
動画の前半がLeviathan-V2を組み込む前、後半が組み込み後です。

尚、このアプリは設定だけではなくFCUの状態を確認する事も出来るのがこのアプリの面白い所ですね。
各種温度から発射サイクル、バッテリー接続時間に突入電流からセミ・フル時の電流、各種動作に掛かった時間、バッテリー電圧などを確認する事が出来ます。

至れり尽くせり。
また、合計で何発射撃したか、ユーザーがリセットしてから何発撃ったか、バッテリーを繋いでから何発撃ったかを確認する事が出来ます。

「前メンテしてからX万発撃ったからそろそろメンテだな〜」とか「今日1日でこんなに撃ったのか」みたいな事が分かります。
これ良いですね。

という感じでちょっとアプリの設定についての話が続いてしまいましたが、特に問題も無かったので組み込みを続けます。

SIG MCXの前配線を整える上で一番厄介なのがマガジンと干渉しないように配線をやりくりするという事です。
これに失敗するとマガジンを挿入した時に断線させてしまう可能性があります。

Leviathan-V2の前配線はSIG MCXにおいて嫌な所に信号線が伸びているのでなおさら注意が必要ですね。
幸い付属のケーブルは細めで硬さもあるのでやりくりさせやすい感じでした。

後はバッテリー側のコネクタを取り付け、実際にバッテリーを入れて配線のやりくりが問題無い事をチェック。

これで完成です。

最終的な動作はこんな感じになりました。
※プリッコック解除状態からスタートしています。

ちょっと立ち上がり時のギアノイズが気になりますが。多分ピニオンギアの位置か角度の問題だと思うので、これは追々調整します。

また、動画では行っていませんがLeviathan V2ではセミオートの状態でトリガーを長引きする事でプリコックの解除を行う事が出来ます。

プリコック状態で長期間放置するとスプリングのヘタリやパーツ破損の原因にもなるので、なるべく使い終わったらセミオート状態でトリガーを長引きしてプリコックを解除するのを推奨します。

尚、トリガープルに関しては最大1.96kg、最低1.70kg、平均1.83kgといった感じになりました。

という訳で、余ったパーツはこんな感じ。
まあ、普通のFCUと同様スイッチ周りが一式余りますね。

Leviathanアプリのエラーについて

設定を行うなかで、Leviathanのエラーが頻繁に起きたので、発生条件と解決方法を紹介します。

まず、よく起きるエラーは下記の2つだと思います。
左はデバイスに接続しようと思った時に出るエラー、右も同様のエラーなのですが、正常に接続中であっても突如表示される事がありました。

写真左のエラーについては、基本的にLeviathan-V2側のバッテリーを抜き差ししたら解決する事が多いです。
駄目な場合はアプリの再起動ですね。

尚、デバイス接続中にバッテリーを抜いてしまうと、次回接続時にこのエラーが出る事が多い感じがしました。
アプリとの接続中にバッテリーを抜く場合はアプリ側で「切断する」を押してからが良いかもしれません。

写真右のエラーは少々厄介で、結構色んな時に出てきます。

  • デバイスに接続しようとした時
  • 何か設定を変更しようとした時(特に連続で設定変更を続けると起きやすい印象)
  • 撃ちながらステータスを眺めている時
  • スマホがスリープに入り、復旧した時

と言った感じでほぼ全ての状態で出ます。

これが出た場合、Leviathan-V2側のバッテリー抜き差しとアプリの再起動が必要になるケースが多いです。

尚、アプリ側でエラーが起きてもLeviathan-V2本体は正常に動作していました。
この辺りはアプリ側の問題のような気もしますね…。

それ以外のトラブルシューティングに関しては公式のマニュアル(日本語)の方を確認するようにして下さい。

[2020年5月3日追記]
このエラーは最新バージョンのアプリとファームウェアにアップデートする事によって起きる事が無くなりました。
ソフトウェア的な問題(バグ?)だったようです。

尚、アプリのアップデート情報は下記から確認が可能です。
https://www.jefftron.net/application

Jefftron Leviathan-V2を使ってみての感想

こういったアプリを使って設定を行うタイプのFCUは初めて使った(GATE TITANは見たことしか無い)んですが、やっぱり便利ですね。
今まではバッテリーを再接続したりセレクターレバーを切り替えたりして設定モードに入り、トリガーを引く時間や回数で設定をしていくという方法が一般的でした。
設定内容はビープ音の回数でしかチェック出来ず、設定後は確認方法がありません。
故に今どういう設定になっているのかが分かりづらいという問題がありましたが、それが解消されている上にFCUのステータスや発射弾数のカウントなども行えるのはとても便利だと思います。

例えばモーターを変えてどう変わったか?バッテリーを変えてどう変わったか?という事が明確に数値化される訳ですからね。

また、シアー感を出す為の板バネの存在は個人的に凄く良いなと思いました。
人によってはトリガーは軽い方が良いという人も居ると思いますが、個人的にはこういう引く時に抵抗のあるトリガーの方が好きです。

単にトリガーが重くなるだけではなく、シアーを開放するような負荷になっているのも良いですね。
もっとも、実際のSIG MCXのシアー感はもっと弱いんですけど…(あまり強い抵抗を感じず、ストンとスムーズ落ちる感じ)