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Double Eagle Honey Badger by Qの内部と外装を弄っていきます

記事作成日:2024年2月14日

開封レビュー分解レビューを行ったり、Double Eagle Honey Badger by Q用に購入したフォアグリップサプレッサーのレビューを行いましたが、いつも通り内部も弄っていきます。

一通り分解したDouble Eagle Honey Badger by Q AEG M904C

バレル周りの分解

今回のセットアップは加速シリンダーを生かした内容にしようと思っていたので、バレルを250mmまで短くしました。
テーパーはバリ取りがてら適当な感じにしており、HOP窓部分もそのままです。(断面のバリに弾が当たらなけりゃ良いんですわ)

Double Eagleの純正バレルは加工によって歪んだ溝が付いている個体があるせいで、使い物にならないケースがあるのですが、こちらの製品はちゃんとしたバレルが付いたのでインナーバレルは流用しています。

弾道が荒れまくる原因になる、歪んだ溝の入った純正バレル

POSEIDONのエアクッションブースターシステムを再現しているんでしょうけど、歪んでたら意味が無いです…。

HOPパッキンはG.A.W. マルチフィット 保持ぴったんと思われるHOPパッキンを使用(開封済みの物だったので正確には不明ですが、HOP形状と質感的に保持ぴったんっぽい)。
チャンバーの内径に対して少し緩かったので、バレルにポリイミドテープを巻いて外径を調整しました。

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HOPアームは純正のままで、クッションゴムもひょうたん型をそのまま使う事にしました。
今まではクッションゴムを変えてたので、今回は流用で試そうかなと。

HOP最低の状態と最大の状態ではそれぞれこんな感じになりました。
最低の時はちょっとだけ突起が出た状態になり、最大だとかなり大きく突起が飛び出します。

という訳で、バレル周りの調整はこれで完了。
初速とかはこのバレル長に合わせて調整を行います。

また、ノズル長に関してはこのチャンバーを組み立てた際に純正ノズルで問題が無い事を確認しています。

アウターバレルと比較するとこんな感じ。
尚、アウターバレルに差し込んだ際に結構ガタツキがあったので、ポリイミドテープを何重か巻いてガタツキを抑えました。

アウターバレル周りの調整

続いてアウターバレルを組み立てていくのですが、ガスブロックを固定する為のネジは分解時にネジ頭を破壊させながら外した為、別の皿ねじに交換しました。
皿ねじのサイズはM3x8mmの物が丁度良かったので、こちらを使用しています。

続いて、C&C製のCherry Bombタイプフラッシュハイダーを1インチのバレルエクステンションに取り付け、これをアウターバレルに装着します。
バレルエクステンションはLayLax製の物を使用しています。

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これでフラッシュハイダーがハンドガードから飛び出した形で取り付けられるようになり、C&C Jumboタイプ サプレッサーが使えるようになりました。

メカボックスの調整について

続いて、メカボックス側を弄っていきます。

まず、ピストンヘッドはChaos Airsoft製品のナイロン製ピストンヘッドを使用。
こちらの製品は吸気穴が大型な事が特徴で、スラストベアリングが同梱されています。

ChaosAirsoft 電動ガン用ハイフローピストンヘッド ナイロン素材 for ver.2/3Amazonで購入する

ピストンは純正を流用。
重りとして六角ナットをスラストベアリングの上下で挟み込むような形で取り付けました。
念のためスプリングガイドとの隙間もチェックしておきました。

まあ、Double EagleのQDスプリングガイドは一般的なものより短いので次世代用並の重りを入れても大丈夫だったりするんですがね…。

AOE調整用に1mmのワッシャーを2枚取り付けて重量は30gピッタリになりました。

AOEの具合はこんな感じ、
ドンピシャという訳では無いですが、純正状態よりかは多少マシ程度
ラックギアを加工しなくても良い程度のピストン位置になっています。

シリンダーヘッドも純正を流用しましたが、ゴム板の中央を90度のテーパーリーマーを使って削りました。
また、シリンダーはMP5Kサイズの加速シリンダーに変更しました。

最後にピストンヘッドのOリングを適切なサイズの物に変更しました。
尚、OリングはG.A.W. FRUS-Oリングを使用しています。

これでピストン・シリンダー周りの調整は完了です。

続いて、ギアを組み立てていきます。
当初、セクターチップを取り外した状態の純正ギアをそのまま使いまわそうと思っていたので、純正ギアベースで組み立てていました。

いつも通り適当にシム調整を行いグリスアップ後、基板やタペットプレート、ノズル、シリンダー、ピストン等を取り付けていきます。
尚、タペットプレートもノズルも純正のままです。

ギアを洗浄、セクターチップを取り外し
シム調整とグリスアップ
基板や吸気系パーツを取り付けていく

この状態で一度動作させてみたのですが、モーターが純正のままだと11.1Vを使ってもちょっとモッサリした動作でイマイチな感じだったので、16:1のスピード系ギアに交換する事にしました。

やっぱりこのメーカーのモーター、トルクも無ければサイクルも低いですね…。
11.1Vの電圧で叩いてようやく秒間15発に届くか届かないか程度のサイクルでした。(7.4Vだと秒間10発位しか出ない)

という訳で、買ってきたギアはSHS製の16:1です。

SHS 電動ガン用強化ギアセット スチール製 (平歯 16:1 プチハイサイクルタイプ)Amazonで購入する

黒い塗装が施されているスチール削り出しのギアで、逆転防止ラッチの枚数は6枚です。
シャフトの周辺にはグリス溜まりも設けられています。

ベベルギア、スパーギア、セクターギアの歯はこんな感じ。
しっかりエッジが面取りされており、シャフトのセンターもしっかり出ていたのでこのまま使っても問題は無さそうでした。

こちらのギアも組み込み後適当にシム調整を行い、グリスアップして外のパーツを組み立てていくのですが、この時にトリガーの調整も行いました。
トリガーの後ろ側にプラ板を貼り付けて引きしろを短くします。

このトリガーを組み込み、メカボックス側の調整は一旦完了です。

トリガーの動きはこんな感じで、かなり短くなっています。
これくらいの稼働量があればセンサーの検知も問題無かったです。

また、普段は最後にバッテリーコネクタの変更作業を行っているのですが、今回はこのタイミングでコネクタ変更も行いました。

グリップの交換

今回、内部調整ついでにグリップも交換しようと思い、用意していました。
今回買ってきたのは『DE Airsoft Honey Badger by Q ピストルグリップ BK』で、MAGPUL MOE SL-Kグリップをめちゃくちゃ分厚くしたような見た目の製品になります。

DE Airsoft Honey Badger by Q ピストルグリップ BKAmazonで購入する

製品名やMAGPULのロゴ等は入っていませんが、前後のセレーションや側面のテクスチャはそれっぽい感じで再現されています。

グリップ底部には放熱穴とピニオンギア調整用のネジが付いています。

外装パーツの組み上げ

後は外装パーツを組み立てていきます。
尚、先述もしていますがモーターは純正モーターを流用する想定で組んでいます。
普段はモーター交換も行うのですが、福袋から出てきた(そこまで優先度が高くない)製品にあまりお金を掛けたくなかったので、モーターは純正を流用する事を当初から考えていました。

純正モーターを使う為にギア比を16:1にしているので、「結局パーツを買い替えている」訳なんですが…まあ、モーターよりもギアの方が安いので…。

という訳で、ロアレシーバ側のパーツを組み上げて最終動作確認。
この状態でピニオンギアの位置調整も行い、ネジロック剤を使ってモーター底部のネジを固定させました。

続いて、アッパーレシーバーを組み立ててBB弾を発射出来るようにします。
尚、ストックは初速調整をやりやすくする為にこのタイミングでは取り付けていませんし、Double EagleのQDスプリングは特に固定用のネジなど無くても傾いたりするような事は無さそうだったので、このまま動作テストを続けます。

QDスプリングガイドのメカボックスは製品によってはスプリングガイドがガタガタで、ネジで固定して上げないと後退してきたピストンと衝突したり、ピストンスプリングに引っかかったりしてピストンクラッシュ・ギアクラッシュの原因になる事もあるので、スプリングガイドにガタツキがある個体ではこういう状態で動作はさせない方が良いと思います。

初速チェックと初速調整

とりあえず、純正ピストンスプリングを組み込んだ状態で初速テストを行いました。
結果、0.20g弾を使用した状態での初速は90m/sに届かない程度で、7.4Vでの発射サイクルは秒間12.3発でした。
16:1を入れてもこのサイクル…本当にゆっくり回るモーターです。

もうちょっと初速を上げたかったので、G.A.W. ピストン/スプリングガイド共用 スプリングスペーサーを取り付けました。
尚、Double EagleのQDスプリングガイドは根本の部分が大きく膨らんでいる都合上、スプリングガイド側にスペーサーを取り付ける事が出来なかった為、ピストン側に入れました。

スペーサーを2枚入れると良い感じになりましたが、7.4Vだとやはり動作がモッサリ過ぎたので11.1Vを使用する事にしました。

BETAFPV 11.1V 450mAh 75CのLiPoバッテリーを使って秒間18.1発。
初速は最大で95m/s程度になりました。

HOPが低い状態では初速が低く、ある程度強くすると最大初速になり、それ以上HOPを強くすると初速が下がっていくといった感じです。

調整完了

最後にストックを取り付け、ハンドガードにUNITYタイプのバーティカルフォアグリップを取り付けて完成です。
フリップアップサイトは取り付けませんでした。

銃口側はこんな感じになっています。(サプレッサー無し、サプレッサー装着時)

サプレッサー無し
サプレッサー装着時

という訳で、Double Eagle Honey Badger by Qの内部と外装弄りはこんな所です。

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