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SYSTEMA PTW用HOPパッキン、『DEFCONラバー』を試してみます

記事作成日:2018年5月27日

SYSTEMA PTW用HOPパッキン、『DEFCONラバー』を試してみます。
こちらはシリコン製のHOPパッキンで、純正のシリコンチューブと交換して使う製品になります。

今回は新品のSYSTEMA純正のローラーパッキン固定用ピンと、ホップアジャスターをそれぞれ用意しました。

そんな高い商品でも無いので、組み上がったHOPアジャスターを分解する労力とリスクを考えると、新しく買ったほうお得だと思います…。

というわけで、SYSTEMA純正のホップアジャスターにDEFCONラバーを付けてみました。
サイズはドンピシャで、ガタついたりズレてしまうような事はありません。

従来品である、RAIDラバーと比較(シリコンではなく、TSS製 RAIDラバーの方です)。

DEFCON1を知っている人からすると有名な話だと思いますが、DEFCON1の中の人は元RAIDの中の人です。
その為、DEFCONラバーは実質、RAIDラバーの進化系みたいな感じの商品ですね。

RAIDラバーからの変更点は、インベーダー型の形状を廃止し、片減りによる弾道の乱れが起きないような仕様にしたとの事です。

実際、RAIDラバーの左右の突起を切って使っている人も居ますし、自分も使っているうちに左右の突起が削れてハの字みたいになっている事を経験しています。
というか、上の写真に写っているRAIDラバーはハの字になってしまっている個体です。

左右の突起が均等に削れるなら、そこまで大きな悪影響は無いとは思うのですが、基本的にそんな事にはならないので、使ってると突然左か右に逸れるような弾道になってしまうのです。

そういった点を改良したのがDEFCONラバーになります。

SYSTEMA純正バレルに取り付けるとこんな感じ。
私はHOPアジャスタークッションは、横入れ派なのですが、DECFON1の中の人も横入れ推奨との事。

アジャスタークッションを横向きに入れる事によって、HOPを強くした際に左右に偏ってしまう問題が抑えられるので、重量弾をよく使う場合は縦入れより横入れの方が安定します。

HOPが弱い状態(アジャスタークッションがしっかり潰れている状態)だと、横入れも縦入れもあまり変わらないと思います。

組み立てるとこんな感じ。
いわゆる面HOPパッキンの形状で、平らな突起が付いています。

4年ほど前に撮った写真になりますがRAIDラバーはこんな感じの突起でした。
ちなみに、当時の流速ポンはフルストロークピストンに少し固めのスプリング、ORGA Magnus 6.10mmバレルと、本当に流速チューンの仕様でした。

RAIDラバーが二点長かけなのに対し、DEFCONラバーは面パッキンといった感じですね。

こちらのチャンバーを流速ポン(流速チューンではなく、単なるDSGカスタムのトレポン)に組み込んでいきます。

以前、Mチャンバー仕様から別の仕様に変えたときに「新しいHOPパッキンを入れてる」と言っていたHOPパッキンが、当記事で紹介しているDEFCONラバーです。

ざっくり、バレル・チャンバーはSYSTEMA、シリンダーヘッドはFCC製、シリンダーはSYSTEMAといった構成です。

初速は0.20gで88m/s程度、0.25gで81m/s程度、0.28gで77m/s程度といった感じでした。

何度かゲームで使ってみて感じたのは、DEFCONラバーは比較的重量弾向けの仕様であるという事。

セッティングとの兼ね合いも大きく影響すると思いますが、0.25gの適正HOPだと少々上下左右に散ってしまい、「何かイマイチだな〜」といった感じがしたのですが、HOPを強くしてみた所、かなり弾が浮き上がってしまうもののしっかりまとまるようになりました。

試しに0.28g(以前レビューしたKSC ナチュラルズバイオBB 0.28gはこの為に買いました)を使ってみた所、適正HOPでしっかり40m狙える精度にまで上がり、ドロップ弾道にはなりますが50m近くまでカバー出来ました。

もしかしたら、流速カスタムのトレポンと相性が良いHOPパッキンなのかもしれません。