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トレポン用マガジン、ZSHOT MAGPUL PMAG M3-30をリアルカウント仕様にしました

記事作成日:2018年10月3日

以前購入したZSHOT製のSYSTEMA PTW用マガジン、MAGPUL PMAG M3-30をリアルカウント仕様に改造していきます。

こちらのマガジンはSYSTEMA純正のマガジンインナーを使っているので、装弾数は120発あります。
これを装弾数30発に変えていきます。

という訳で、マガジンを分解していきます。

まず、マガジンバンパー類を外します。

続いてインナーを抜くのですが、ZSHOT MAGPUL PMAG M3-30はマガジンインナーがスプリングテンションによって上下する機構が付いています。
この機構を実現しているのが、中に仕込まれたピンなのですが、この外から見えないピンを抜かないとインナーを外す事が出来ません。

やり方は少々力技になってしまうのですが、まずスナップリングプライヤーを使って、マガジンのアウター部分の左右を広げます。

↑スナップリングプライヤーが手頃な工具だと思ったので、それを使ってますが、他にも色々やり方はあると思います。

力技とは言っても、そんなに凄い力は入りません。

マガジンの口が開いたら後はピンの位置をマガジンを揺らしたりしてうまい事調整して、インナーを引っ張り上げます。

分解するまで分からなかったのですが、インナーの内側に溝が設けられており、そこにピンがハマるようになっていたようです。

外観を損なわずにインナーが上下する機構を搭載するこの発想、流石です。

という訳でインナーが分解出来たのでリアルカウント化を進めるのですが、その前にフォロワートップを交換しておきます。
純正のひょうたんを、BLACKCAT AIRSOFT製のフォロワートップ『Blackcat Airsoft Advanced Follower Set for Systema PTW』に交換します。

トレポンオーナーであれな必ずこのひょうたん問題を経験した事があると思います。
弾抜きの為にマガジン内部の弾を排出すると共にひょうたんも飛んでいったり、リロード時に失敗してマグウェルにマガジンがぶつかった衝撃で弾が排出され、一緒にひょうたんもどっかに飛んでいくという問題…。

予備のひょうたんを何個買った事か…。

このBLACKCAT AIRSOFT製のフォロワートップに交換する事でこのひょうたん紛失問題を解決出来ます。

というか、SYSTEMA自身この問題は理解しているようで、SYSTEMA PTW リコイルモデルのマガジンにはこのフォロワートップと全く同じ形状をしたフォロワートップが付属してるんですよ…。

ただし、リコイルモデルに付属するフォロワートップはマガジン内でこのように真横になって引っかかるという新たな問題を生み出しましたが、BLACKCAT AIRSOFTのフォロワートップではそういう事は起きないのでご安心を…。
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ただ、このフォロワートップ、全てにおいて完璧な訳ではなく一つ問題があります。

それが、チャンバーやノズルとの相性やタイミングによっては最終弾を撃つ際にノズルの閉鎖不良を起こすという問題。
ひょうたんの先端が丸まっているのに対し、BLACKCAT AIRSOFT製はフォロワートップの先端が平らな為、ノズルがここに当たって引っかかる事があるのです。

解決策としては、フォロワートップの平らな面を片側(ノズル側)のみ軽く斜めに削ってあげるだけです。

ちなみに、フォロワートップの交換は簡単です。
ご興味のある方は、こちらの記事に詳細な写真や組み込み方を載せているので見て下さい…。

という訳で、これでフォロワートップの問題が解消されたので、リアカン化の加工を行っていきます。

トレポンマガジンのリアルカウント化の方法は色々あるのですが、個人的に一番楽だと思っているのが今回紹介するマガジン内部にピンのような物取り付けて、一定以上フォロワーが下がらないようにするという方法だと思います。
この方法ならピンを抜くだけで通常の弾数に戻す事も出来ます。

まず、30発弾を入れた時にフォロワートップがどこに来るか、圧縮時のスプリングは何cmかなどを調べてマジックで印を付けておきます。
印を付けたところに穴を開けて45度のテーパーを彫り、M3の皿ネジをねじ込みます。

ネジを皿ネジにする理由としては、鍋ネジのようなネジ頭が飛び出す形のネジだとアウターに入れる際にアウターと干渉して入れる事が出来ない為です。
皿ネジならこのようにネジ頭の突出量を極限まで抑えた形で取り付ける事が出来るので、皿ネジを選択しました。

後はM3の皿ネジが沢山余ってるので、ちょっとでも消費したかったという理由もちょっとあります。

尚、ネジを入れる位置はマガジン下部から大体3.2cmの位置です。

これで30発ピッタリ入るマガジンが出来ました。

ネジより後ろのスプリングは一切伸縮しないので無駄なんですけどね…。
まあ、スプリングがヘタってきたらスプリングを逆さにして使ったりしようかなと思ってます。

最後に、リアカン化したインナーをアウターに収めるのですが、入れるときと少し方法が異なり、ピンを片側に寄せた状態でインナーに取り付け、ピンが大きく飛び出している方のインナーを内側からマイナスドライバー等を使って膨らませながらインナーを入れます。

後はマガジンバンパーやマガジンスプリングを組み込んだら作業終了です。
ZSHOT MAGPUL PMAG M3-30を最初見た時「どうやって分解するのかな…」と思ってたんですが、やってみたら案外簡単に出来ますね。

という訳で、後は同じ方法でリアカンマガジンを量産していくだけ…。

が、開封済みのマガジン4本をやった所で力尽きたので、追加で購入したこの2本は未開封のまま一旦放置…。
使う予定が出来たらこの2本もリアルカウントにしようと思っています。(まだ装備の拡充が追いついてないので…)

という訳で、これで4本のZSHOT MAGPUL PMAG M3-30がリアルカウント仕様になり、フォロワートップもBLACKCAT AIRSOFTの勝手に飛び出さないフォロワートップに交換されました。

実際にフルロード(30発)した状態で一気にBB弾を吐き出しても、この通りフォロワートップは外れません。

次はこっち(20連マガジン)ですね…。
こっちもさっさとリアカン化しないと…。(このマガジンも4本ある)