APS ASR120 FMR MOD1 BR(紅龍)の内部カスタム(プチ流速チューン) | エボログ

APS ASR120 FMR MOD1 BR(紅龍)の内部カスタム(プチ流速チューン)

つぼみトレードカンパニー様よりお借りし、外観レビュー分解レビューを行った、APS ASR120を調整していきます。

尚、外観のレビューはこちらから。

分解レビューはこちらからどうぞ。

ちなみに以前、ASR102を調整した時は「最低限のコストで」という内容で、本当に必要最低限の箇所のみ交換してみました。

今回はどういうカスタム内容にするか少し悩んだのですが、今回はプチ流速チューンをやっていきます。
なんだかんだ慣れてるカスタムメニューなので…。

プチ流速チューンに関する概要

尚、私が作る『プチ流速チューン』とは、ざっくり言うと下記の要素を兼ね備えている銃の事を指します。

  • マルイ純正よりも少し硬めのスプリング
  • 軽すぎず、重すぎず、マルイ純正よりも少しだけ重いピストン重量
  • 加速シリンダーを使用
  • ノンHOPが最も初速が低く、HOPを少し強くすると初速が一気に上がり、それ以降は殆ど変動しない

という感じです。

特に一番最後の要素が最も重要ですね。
普通の設定だと大抵HOPを強くしていくと初速が下がっていきますし、流速チューンではHOPを強くしていくと初速が上がっていきます。

プチ流速はHOPを強くしても初速の上下が少ない為、軽い弾から重い弾まで幅広く使え、フラットな弾道で40m辺りまでを狙うセッティングに適しているカスタムだと思っています。
また、軽い弾だろうが重い弾だろうが、40mを超えた辺りで弾の回転速度(HOP UPによるバックスピンの速度)不足により、弾がドロップしてしまうので40mを超える対象を狙うにはあまり適していないカスタムでもあります。

という訳で、ASR120にはそんなプチ流速カスタムを施していきます。

メカボックスのカスタム

とりあえずギアやメカボックス等を洗浄し、状態を見てみます。
見てみた所、セクターギアの軸受が片方簡単に外れてしまったので接着剤で固着させました。

使用する接着剤はいつも使っているロックタイトのブラシ付き強力瞬間接着剤。
ブラシのお陰で軸受のような細かい部分に塗布しやすいです。

続いて、シム調整をしていきます。
使用するシムはイーグル模型製のセットアップ・ステンレスシムセットと、普通のサイズのシムを組み合わせて使います。
イーグル模型のシムは外径が狭いので、ベアリング軸受けと接する面に使うのが最適だと思います。

尚、ギアは純正ギアを流用します。
ASR102の記事でも述べましたが、APSの電動ガンに付いてくるギアセットは高負荷なセッティングでも無い限り普通に使えるギアで、私も普段からこのギアセットを好んで使っています。

シム調整が出来たらグリスアップ。
今回もベアリング軸受け部分にGAW G-LUBEを、ギア自体にはGAW G-GREASEを使いました。

※余分なグリスが付着しないように、ギア全体に筆を使って薄くグリスを塗り伸ばしていきます。

続いてピストンの準備です。
ピストンは基本的に純正+錘というASR102の時と同じ感じにしようと思っていたのですが、純正のピストンヘッドが真っ二つになってしまいました…。

このピストンヘッドって、一体成型ではなくて二分割だったんですね…。

仕方ないのでピストンヘッドは適当に余っていた樹脂ピストンヘッドを使用、Oリングはしっかり気密を取りつつスムーズに動かしたいのでGAW FRUS-Oリングを使いました。
また、ピストンヘッドとピストンの間にはAOE調整と重量を増やす為にステンレスワッシャーを入れています。

ピストン内部の錘には次世代電動ガン用の錘(メーカー不明・余り物)を使い、重量は37gと、ASR102の時よりも若干重くしました。

続いてメカボックスにスイッチ+配線を取り付け、吸気系まで一気に取り付けます。
スイッチや配線、シリンダー周りにタペットプレート、ノズル周りは特に問題は無かったので全て純正のままです。

ギアを回してAOEを確認します。
尚、今回も座金の厚み分ピストンの位置が若干変わるので、ピストンのラックギアを加工しています。
APS純正のラックギアは2枚目の歯が最初から無いので、3枚目を少し削るだけです。

メカボックスを閉じてグリップをつけ、モーターを入れるのですが、純正モーターではなく東京マルイのEG1000モーター(中古・余り物)を入れました。
比較した結果、やはりAPSの純正モーターよりも東京マルイ EG1000の方が立ち上がりが良かったので…。

一旦グリップを取り付けて動作を確認します。
ピストンスプリングを抜いた状態で動かした後、ピストンスプリングを入れて動かしてみます。

※ピストンスプリングを抜いた状態で動かす場合、ピストンを後退させた状態で止めておく必要があります。でないと最悪の場合ピストンが破損します。

ちゃんとギアが回るか、異音は出ていないかのチェックなので、この時点ではまだピストンスプリングを決めておらず、仮の状態です。

ピストンスプリングを何にしようか少し悩んだのですが、以前各社のスプリング比較を行った時に購入したZC M90スプリング(東京マルイ純正より約120%固いスプリング)を使う事にしました。
また、稀にピストン内の錘とピストンスプリングガイドがぶつかるような感触があったので、念のためピストンスプリングガイドを少し短くしました。

バレル・チャンバーのカスタム

続いて、バレル・チャンバー周りを弄っていきます。
インナーバレルは純正ではなく余り物の真鍮インナーバレルを、チャンバーパッキンはメイプルリーフ MONSTER DELTA 50°(余り物)を使う事にしました。

純正のインナーバレルはステンレスっぽい材質で、バレルカットなどの加工が面倒そうだったので、加工のし易い真鍮製にしておきました…。

HOPクッションは東京マルイ純正よりも少し硬めの材質で、恐らく何かの海外製電動ガンに入っていた物だと思います。
HOPの突起は最大でこんな感じ。

尚、HOP最低の状態では突起は一切出ない、ノンHOP状態になります。
これだけしっかり突起が出ていれば0.25gのような重量弾でも使えるでしょう。

初速調整を行った結果、インナーバレルは約200mmになりました。
尚、バレルの先端にはブレ止め用にアルミテープを巻いています。

配線の調整と仕上げ

最後に配線を整えていきます。
純正だと無駄に長い配線+何故か圧着端子まで付いているのに加え、大型のヒューズボックスのせいでバッテリースペースがかなり圧迫されているという問題がありました。

その為、なるべく省スペースにする為に30Aの小型ヒューズを配線にはんだ付けにし、熱収縮チューブで覆い、バッテリー挿入時の引っかかりを抑える仕様にしました。

これにより、純正では入れるのが困難だった、写真のサイズの11.1Vのストックチューブインバッテリーを入れる事が出来るようになります。

※TOP EBB用やSYSTEMA PTW用等として販売されているサイズのバッテリーです。

最後にリアルブローバック(ピストンの動きと連動してダミーボルトが動くギミック)をオミットします。
個人的にAPSのリアルブローバックは、物凄く安っい動きをするのと、カチャカチャと薄っぺらい金属音が単なるノイズでしか無いと思っているので、基本的にオミットです。

初速と発射サイクル

東京マルイ製 0.20g樹脂弾での初速はこんな感じ。
当初の予定通り、ノンHOP状態は初速が低く、HOPを少しでも掛けると初速が上がり、それ以上HOPを強くしても大幅な初速の上下は無い仕様になりました。

また、今はプチ流速チューンなので11.1Vでも問題なく動作させる事が出来ます。
7.4V 1200mAhのLiPoバッテリー(写真左)、11.1V 1100mAhのLiPoバッテリー(写真右)で動作させた結果の連射サイクルはこんな感じになりました。

もちろん、フルオートでの初速も安定しています。

シューティングレンジに行ってきたので、その時に動作の様子を動画で撮ってみました。
この動画で使用しているバッテリーは7.4V 2000mAhのLiPoバッテリーです。

セミ・フル共に快調に動いています。
悪くない感じだと思います。

という訳で、ASR120のプチ流速カスタムは以上になります。

次はAPS Phantom Extremis Mark Vの分解とカスタムですねぇ…。


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